リモートワーク転職で自分らしく リラシク
  1. リモートワーク 転職で自分らしく「リラシク」
  2. リラシクコラム
  3. 育休後に復職したが長時間労働が変わらず転職を決意した男性エンジニアに共通するパターン|事前の情報収集と職場選びの失敗から学ぶリモート転職の判断軸

育休後に復職したが長時間労働が変わらず転職を決意した男性エンジニアに共通するパターン|事前の情報収集と職場選びの失敗から学ぶリモート転職の判断軸

育休後に転職を考えた男性エンジニアへ リモートワーク求人とAI時代スキルで働き方を再設計する方法

育休から戻ったとき、職場が変わっていた。いや、正確には自分の優先順位が変わっていた。子どもと過ごした数ヵ月で気づいたこと——「この働き方のまま、あと10年続けられるか?」。育休を取得したエンジニアの方が転職を考え始める瞬間は、往々にしてそこにあります。

リモートワーク対応の正社員求人に特化したリラシクを運営する立場から、育休後の転職のリアルと、AI時代に選ばれるエンジニアになるための視点をお伝えします。

リラシク 会員登録はこちら

この記事のポイント

  • 男性の育休取得率は2024年度に40.5%と過去最高を記録。育休後に転職を検討する方が増えている背景と理由を解説します。
  • 育休後に転職活動を始める男性エンジニアが押さえるべき、リモートワーク対応求人の探し方と企業選びの視点を紹介します。
  • AI時代に「コーディングだけできる人」が評価されにくくなった背景と、転職市場で評価されるスキルの重心を解説します。

1. 育休後に転職を検討する男性が増えている背景——数字が示す「復職後の壁」

育休後の転職を検討する男性エンジニアのイメージ

育休を機に「働き方を変えたい」と感じる方が、数字のうえでも着実に増えています。XTalent株式会社が2025年6月に実施した「男性の育休取得に関する実態調査」(対象:withworkのLINE公式アカウント登録者・男性、有効回答数172名)では、育休取得後に「96%がより育児と両立しやすい環境を求めて転職した、または検討した」と回答しています*1

同調査では、86%が育休取得後に「仕事と家庭の両立に難しさを感じたことがある」と回答しており、その理由の第1位は「長時間労働が常態化している(58.8%)」でした。育休中に育児の実態を身をもって経験されたからこそ、「復職後にその状況が続くなら、環境を変えるしかない」と考えるのは、むしろ合理的な判断といえます。

エンジニア職種における取得率を見ると、株式会社サーバーワークスが2024年1月に公表した調査では、子どものいる男性エンジニア261人を対象に調べた結果、取得済みおよび取得予定の割合は32.6%となりました。調査当時の厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」の全体平均17.13%を大きく上回る水準であり、IT・エンジニア職種は他業種と比べて育休を取得しやすい環境が整いつつあることが分かります*2

全体の傾向としては、厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」(2025年7月公表)によると、2024年度の男性育休取得率は40.5%と過去最高を更新しました。2022年度の17.13%から2年間で20ポイント以上増加しており、制度の整備と社会的な意識変化が数字に表れています*3。育休が取れるようになった。しかし、育休後の職場環境が変わらなければ、「育てながら働き続ける」という本当の課題は解決しません。

📖 あわせて読みたいエンジニア向けリモートワーク求人の探し方&選び方|今すぐ働ける在宅案件は多数ある!

2. 育休後エンジニアの転職タイミングと、リモートワーク求人の選び方

育休後に転職を考える男性エンジニアにとって、最初の問いはシンプルです。「いつ動き始めるか」と「何を条件に選ぶか」の2点です。育休中は転職活動の準備期間として活用できますが、法律上の制約にも注意が必要です。雇用保険の育児休業給付金は在職中に別の雇用先で働くことを前提としていないため、育休中に就職活動を行うこと自体は問題ありませんが、実際に就業を開始する場合は現職の育休終了・退職という順序が必要です。

転職活動を始める目安のタイミング

タイミングメリット注意点
育休中(復職前)時間的余裕がある。比較検討をじっくり行いやすい。情報収集・エージェントへの相談がしやすい就業開始は復職・退職後のため、入社時期の調整が必要
復職直後(〜3か月)現職の実態を再確認した上で意思決定できる。育児との両立課題が具体的になっている業務負荷と転職活動が重なりやすい。家事・育児との三つ巴になるケースがある
復職後半年〜1年育児リズムが安定し、面接・転職活動のスケジュールを組みやすい環境への慣れで転職意欲が薄れるケースもある

育休中から情報収集を始め、復職後3〜6か月を目安に本格的に活動を進めるパターンが、スケジュール的に無理なく進めやすいといえます。エージェントへの登録だけなら育休中でも問題なく、求人の傾向把握や市場価値の確認から始める方法が有効です。

育休後転職で重視すべき条件とは

育児との両立を最優先に考えると、「フレックスタイム制度があるか」「残業が少ないか」と並んで、「リモートワーク対応かどうか」が最も実効性の高い条件になります。通勤時間がゼロになるだけで、朝の保育園の送り出しや急な発熱への対応が根本的に変わるからです。リラシクが取り扱うリモートワーク対応の正社員求人は、公開求人3,790件(うちフルリモート1,428件)にのぼります。フルリモートが全体の約40%、ハイブリッドが約60%の構成で、育児の状況に合わせて「週3日はリモート、週2日は出社」といった形も選択肢に入ります。

育休後転職で陥りやすいのが、「リモートワーク可」の表記だけを信じて入社したところ、「週3日以上の出社が事実上必須」だったというケースです。求人票の表記だけでなく、チームのリモート比率や育児への理解度など、エージェント経由で確認できる情報を活用されることをおすすめします。

📖 あわせて読みたいフルリモートの正社員求人の探し方とリモートワーク可能なおすすめの職種まで解説

3. AI時代にエンジニアの市場価値を高めるスキルとは——転職エージェント目線での整理

育休中に育児に向き合い、技術的な情報から一時的に離れた後、復職・転職活動を始めた男性エンジニアの方からよくいただく問いがあります。「育休中に技術のトレンドが変わってしまった気がして、自分の価値が下がっていないか不安です」という問いです。

結論から申し上げると、コーディングができるだけでは市場価値が頭打ちになるフェーズが来ています。しかしそれは「エンジニアの仕事がなくなる」ことを意味しません。「価値の重心が移動している」という変化です。IPA(情報処理推進機構)が2025年に公表した「DX動向2025」では、日本企業の85.1%でDXを推進する人材が不足していることが示されています*4。求められているのは「AIに代替されにくいプラスアルファのスキル」を持つエンジニアです。

スキル領域AIによる代替度市場の評価傾向
コーディングのみ(定型的な実装)高い(AIコーディングツールが担う部分が増加)単体では市場価値が上がりにくい
コーディング+クラウド設計(AWS/GCP等)中程度(設計判断は人間が行う)安定した需要がある。インフラ領域は継続的に不足
コーディング+要件定義・上流工程低い(顧客との対話・要件整理は人間主体)年収帯が上がりやすい。30代以降で差が出る
技術スキル+プロジェクトマネジメント低い(チームマネジメントは人間固有の役割)リモートワーク環境でのPM経験は特に高評価
技術スキル+企画・DX推進低い(事業理解・戦略立案は人間の領域)DX人材の不足は深刻。需要が急拡大

転職市場で評価されるエンジニア像——エージェント目線での整理

  • コーディング+クラウド(AWS・GCP・Azure)の組み合わせ:インフラのクラウド移行需要は継続しており、両方できるエンジニアは希少性が高くなっています
  • 技術スキル+マネジメント経験:リモートワーク環境でのチームリードは、コミュニケーション設計やドキュメント整備の経験が武器になります
  • 技術スキル+業務知識(ドメイン知識):特定業界(金融・医療・製造等)の業務理解を持つエンジニアは、AIに代替されにくい領域で価値を発揮できます
  • AIツールを活用した生産性の向上:GitHub Copilotなどを活用しながら、品質管理・設計判断ができるエンジニアへの評価が高まっています

育休中に技術トレンドから一時的に離れたとしても、現場経験とドメイン知識、そして学習意欲は失われません。育休前の現職での業務経験を「プラスアルファ」として転職の武器にする視点が、育休後転職のエンジニアには特に有効です。

📖 あわせて読みたいインフラエンジニアはリモートワークできる?転職する方法や将来性についても解説

4. 育休後エンジニアの転職活動ステップとリモート求人の探し方

転職活動において、育休後の男性エンジニアが抱える固有の課題が2点あります。第一に、「育休中のブランクを面接でどう説明するか」という不安。第二に、「育児との両立を条件にすると選択肢が狭まるのではないか」という懸念です。いずれも、エージェントの活用と情報収集の仕方次第で対処できます。

育休ブランクは「面接でのマイナス」になりません

育休取得期間は、転職面接において不利に働くわけではありません。2025年4月からは従業員300人超の企業にも男性育休取得率の公表が義務化されており、採用側の企業でも育休取得者の受け入れに対する意識が高まっています*5。育休中に育児に集中された事実は、「家庭責任を担う意志と実行力がある人材」として評価されるケースが増えています。面接では、育休期間中に行った自己学習(新しいクラウド資格の取得、技術書の読み込みなど)を具体的に説明できると、マイナスイメージではなくプラスに転換できます。

リモートワーク対応求人を探すときに確認したい4つのポイント

  1. チームのリモート比率:チームメンバーのうち何割が実際にリモートワークをしているかを確認します。ご自身だけリモートで周囲が全員出社という環境は、情報連携や評価面で不利になることがあります
  2. コアタイムの有無と時間帯:フレックスタイム制のコアタイムが10時〜15時など保育園のお迎えに影響しない設定かを確認します
  3. 育休取得実績(男性):男性が実際に育休を取得した実績があるかは、職場の育児への理解度を測る指標になります
  4. 入社後の業務フロー・ドキュメント整備:リモートワーク環境で仕事を進めるには、ドキュメント文化の有無が重要です。コミュニケーションが非同期で回っている職場かどうかは、実態に即した情報が必要です

転職に強いエンジニアの職務経歴書の書き方(育休後版)

  • 成果の数値化:「リリースサイクルを30%短縮した」「インフラコストを年間200万円削減した」など、担当したプロジェクトの定量的成果
  • 技術選定の理由と根拠:「なぜそのアーキテクチャを選んだか」という設計判断のプロセスを記述する
  • チームや関係者との協働エピソード:リモートワーク環境でのコミュニケーション設計経験があれば積極的に記載する
  • 技術スキル以外の貢献:マネジメント、要件定義、関係者調整など「上流工程の経験」を明確に記載する

5. まとめ:育休後の転職は「働き方の再設計」のチャンスです

この記事のまとめ

  • 男性の育休取得率は2024年度に40.5%と過去最高を更新。育休後に転職を検討する方が増えており、ある調査では育休取得者の96%が転職を検討または実行しています(XTalent株式会社、2025年)*1
  • 育休後転職での最重要条件はリモートワーク対応。通勤ゼロが育児との両立において最も実効性が高いです。
  • AI時代にエンジニアとして評価されるのは、コーディング単体ではなく「コーディング+クラウド設計」「コーディング+マネジメント・上流工程」など複合スキルを持つ方です。
  • 育休のブランク期間は、面接において不利になりません。学習実績と育休中の学びを言語化することでプラスに転換できます。
  • リモートワーク対応の正社員求人を探す際は、求人票だけでなく「チームのリモート比率」「コアタイム設定」「男性育休取得実績」をエージェント経由で確認することが有効です。

育休は、キャリアを振り返る稀有な時間でもあります。「今の働き方のまま10年続けられるか」という問いに正直に向き合い、リモートワークという選択肢を検討されることが、育児と仕事を両立できる環境への第一歩になります。

Relasic(リラシク)について

Relasic(リラシク)は、株式会社LASSICが運営するリモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。公開求人3,790件のうちフルリモート求人は1,428件。育児との両立を考えるITエンジニアの転職相談を、専任のキャリアアドバイザーが担当します。リモートワークで育児と仕事を両立できる求人を、一度探してみませんか。

▼ リモートワーク対応の求人を見る

キャリア相談・求人紹介は無料でご利用いただけます

リラシク 会員登録はこちら

出典・参考情報

*1 XTalent株式会社「【2025年】男性の育休取得に関する実態調査レポート」(2025年7月公表)対象:withworkのLINE公式アカウント登録者・男性、有効回答数172名
*2 株式会社サーバーワークス「男性エンジニアの育休に関する調査」(2024年1月公表)
*3 厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」(2025年7月公表)
*4 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX動向2025 AI時代のデジタル人材育成」(2025年公表)※執筆者個人の見解に基づく内容です
*5 厚生労働省「2025年4月から従業員300人超の企業にも男性育休取得率の公表義務化」(2025年)

転職ノウハウ その他の記事

もっと読む 〉
上部に戻る