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フリーアドレスとは?座席の実態と在宅勤務との使い分け

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

席が決まらない働き方|荷物と集中の置き場所のイメージ写真

フリーアドレスの職場では、座席が固定されないぶん、荷物の置き場所と集中できる場所の確保が、出社した日ごとの課題になりやすくなります。良し悪しを判断する前に、出社した日に困りやすい点を、求人票や面接でどう確かめるかに絞って見ていきます。座席の運用は職場ごとに異なるため、確認する順番を先に押さえておきます。

フリーアドレスの座席で効くのは良し悪しの判断ではなく、荷物の置き場所と集中できる場所を出社前に確かめられるかという一点です。

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数字で見るフリーアドレスの座席 この記事の要約 困りやすいこと 4 項目 本文3で解説 求人票・面接で確認 出社した日の流れ 4 段階 到着から片づけまで 本文5で解説 賃金水準の前提*1 364.3 千円(40〜44歳) 50〜54歳は388.8千円 年齢で前提は変わります フリーアドレスの座席で効くのは、荷物の置き場所と集中できる場所の確保です *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • フリーアドレスの座席で効くのは、荷物の置き場所と集中できる場所を出社前に確かめることです
  • 座席の決め方は、予約制・先着・チームの区画のいずれかに分かれ、当日の動き方に影響します
  • 一般労働者の賃金は40〜44歳で364.3千円、50〜54歳で388.8千円です*1。年齢によって賃金水準の前提は変わります

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荷物の置き場所や集中できる環境も、求人票や面接で確かめられます。

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1. フリーアドレスの座席では、荷物と集中の置き場所を先に確保します

フリーアドレスの座席で効くのは、フリーアドレスの良し悪しを判断することではなく、荷物の置き場所と集中できる場所を出社前に確かめることです。座席の決め方は求人票や面接で確認でき、当日の動き方に直結します。

フリーアドレスとは、社員が固定の席を持たず、出社するたびに座る場所を選ぶ運用です。良いか悪いかを判断する前に、実際に困りやすい点を具体的に見ておくと、求人票や面接で何を確かめればよいかが分かります。

困りやすい点として挙がりやすいのは、荷物をどこに置くか、そして集中して作業できる場所を選べるかの2点です。座席が決まっていないぶん、この2点は出社するたびに自分で確保する必要があります。

荷物の置き場所は、共有のロッカーが用意されている職場もあれば、個人用の収納が決まっている職場もあります。求人票だけでは分からないことが多く、面接で確かめておく価値があります。

集中できる場所についても、座席の決め方によって選べるかどうかが変わります。予約制であれば集中しやすい席を先に押さえられますが、先着であれば出社した時間帯によって選べる席が変わります。

ここから先は、座席の決め方の種類、困りやすいことの一覧、出社した日の流れ、面接での聞き方の順に、荷物と集中の置き場所を確保する観点に絞って見ていきます。

固定の席がある働き方であれば、荷物も作業環境もあらかじめ整えられた状態で出社できます。フリーアドレスではその前提が変わるため、出社するたびに自分で確保する動きが必要になります。

2. 座席の決まり方によって、当日の動き方が変わります

座席の決め方には、いくつかの方式があります。自分の職場がどの方式かを知っておくと、出社した日に迷う場面を減らせます。

座席の決まり方によって、当日の動き方が変わります 座席はどの方式で決まりますか 座席の予約がある 予約したその席に、その日は座り ます 先着で決まる 早く出社した人から、空いている 席を選びます チームの区画がある 決められた区画の中で、 自由に座ります 座席の決め方は、出社した日の動きやすさに直結します

予約制の場合は、事前に確保した席にそのまま座れるため、当日の移動は少なくなります。ただし予約できる時間帯や席の種類には制限があることもあります。

先着の場合は、出社した時間によって選べる席が変わります。集中できる席を確保したい場合、出社する時間帯が影響します。

チームの区画がある場合は、区画の中で座る位置を選べますが、区画の外に座ることは想定されていません。区画の広さや席数は、職場によって差があります。

3つの方式は単独で運用される場合もあれば、席の種類ごとに組み合わせて運用される場合もあります。自分の職場がどの方式に当たるか分からない場合は、面接で座席の決め方をそのまま尋ねてみるとよいでしょう。

3. 困りやすいことは、確かめる先を分けて整理します

フリーアドレスの座席で困りやすいことは、あらかじめ確かめる先を分けておくと整理しやすくなります。

困りやすいこと・確かめること・確認する先の対応を、4行に分けて並べます。

困りやすいこと・確かめること・確認する先の対応

困りやすいこと確かめること確認する先
荷物の置き場所共有ロッカーか個人用の収納かを確かめます求人票・面接
集中できる場所集中しやすい席や個室があるかを確かめます面接
打ち合わせの場所打ち合わせ用の席や部屋を予約できるかを確かめます面接
呼び出され方席が決まっていないとき、誰がどう呼び出すかを確かめます配属先

表の4行は、荷物の置き場所から呼び出され方まで、フリーアドレスの座席で困りやすいことを並べたものです。

荷物の置き場所と集中できる場所は、出社するたびに自分で確保する必要があるため、先に確かめておく価値があります。

打ち合わせの場所は、フリーアドレスの座席とは別に用意されていることもあれば、座席の一部を使うこともあります。求人票だけで判断せず、面接で確かめておくと安心です。

呼び出され方は、座席が決まっていないと、誰がどこにいるか分かりにくくなる場面で関わってきます。連絡の受け方があらかじめ決まっているかどうかは、配属先に確かめることになります。

4行に共通しているのは、求人票や面接で確かめられることと、入社後に配属先へ確認することになる点を分けて考える点です。

休憩できる場所や共有の備品についても、座席とは別枠で運用が決まっている職場があります。表に挙げた4点ほど優先度は高くありませんが、気になる場合は面接で個別に確かめておくとよいでしょう。

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4. 出社の目的と座席の決まり方が食い違うと、移動だけが増えます

出社する目的と、座席の決め方が合っていないと、出社した日の移動が増えることがあります。目的と決め方の組み合わせを、具体的に見ていきます。

集中して作業する目的で出社した場合、座席が先着で決まる職場だと、出社した時間によっては集中しやすい席が埋まっていることがあります。この場合、席を探して移動する時間が増えます。

チームでの打ち合わせを目的に出社した場合、座席がチームの区画とは別に決まる職場だと、話したい相手がどこに座っているかを探す場面が生まれます。区画が分かれていると、行き来する分だけ移動が増えます。

出社する目的と座席の決め方が合っているかどうかは、求人票だけでは分からないことが多く、面接で確かめておくと、出社した日に探す時間を減らせます。

1日のうちで目的が切り替わる場合も、座席の決め方の影響を受けます。午前は集中して作業し、午後はチームで打ち合わせるという進め方であれば、集中しやすい席と、話したい相手に近い席の両方が必要になります。座席の決め方によっては、この切り替えのたびに席を移ることになります。

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5. 出社した日の流れは、到着から片づけまで一続きに進みます

出社した日の流れは、到着から片づけまで一続きに進みます 到着 荷物を置ける場所があるか を確認します 席を決める 予約・先着・区画のいずれ かで確定します 作業 集中できる場所かどうかで 進み方が変わります 片づけ 荷物を持ち帰るか、 共有の収納に戻すかを確認 します 出社した日の動きは、到着から片づけまでの4段階で一続きに進みます

出社した日の流れは、到着、席を決める、作業、片づけの4段階に分けられます。段階ごとに何を確かめるかを知っておくと、出社した日に迷う場面を減らせます。

到着の段階では、荷物を置ける場所があるかをまず確認します。共有のロッカーがあるか、個人用の収納が決まっているかによって、最初にすることが変わります。

席を決める段階では、予約・先着・チームの区画のいずれかの方式で、その日座る場所が決まります。方式によって、集中できる席を選べるかどうかも変わります。

作業の段階では、集中できる場所かどうかによって進み方が変わります。片づけの段階では、荷物を持ち帰るか、共有の収納に戻すかを確認します。4段階を通して共通しているのは、荷物と集中できる場所の扱いが、出社するたびに関わってくる点です。

席を決める段階の長さは、座席の決め方によっても変わります。予約制であれば到着後すぐに席が定まりますが、先着やチームの区画では、その場で空いている席を見て決める時間が加わります。

6. 面接では、運用の実際を尋ねて確かめます

フリーアドレスの座席について、求人票だけでは分からないことは、面接で確かめておくと出社した日に困りにくくなります。

面接で確かめておきたい3項目

  • 座席の決め方:予約制か先着かチームの区画かを尋ねます
  • 荷物の置き場所:共有ロッカーか個人用の収納かを尋ねます
  • 集中できる場所の有無:個室や集中席が用意されているかを尋ねます

3項目はどれも、求人票に書かれていないことが多く、面接で直接尋ねる価値があります。

座席の決め方を尋ねておくと、出社した日にどう動けばよいかがあらかじめ分かります。荷物の置き場所を尋ねておくと、共有の収納を使うか個人用の収納を使うかで、当日の準備が変わります。

集中できる場所の有無を尋ねておくと、作業の内容に応じて座席を選べるかどうかが分かります。3項目とも、入社してから困る前に、面接の段階で確かめておきたい内容です。

座席に関する質問は、業務内容についての質問がひと通り終わったあとに、別枠として尋ねると聞きやすくなります。求人票に書かれていない運用の細部は、この段階でまとめて確かめておくと、入社後に総務や配属先へ改めて確認する範囲を絞れます。

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7. よくある質問(Q&A)

Q1. フリーアドレスの座席は、毎回同じ場所を選べますか。

A. 職場によって運用が異なるため、一律には言えません。予約制か先着かチームの区画があるかによって、同じ場所を選べるかどうかは変わります。運用の詳細は、入社後に総務や配属先へ確認することになります。

Q2. 荷物はどこに置けばよいですか。

A. 共有のロッカーが用意されている職場もあれば、個人用の収納が決まっている職場もあります。求人票だけでは分からないことが多いため、面接で確かめておくと出社した日に困りにくくなります。

Q3. 集中して作業したいとき、席を選べますか。

A. 座席の決め方によって、選べる場合と選べない場合があります。集中できる場所があるかどうかは、面接で確かめておきたい項目の一つです。

Q4. 座席の運用は、入社後に変わることがありますか。

A. 制度は見直されることがあるため、入社時点の運用がそのまま続くとは限りません。求人票や面接で聞いた内容が、入社後にそのまま当てはまるとは限らない点も含めて、座席の運用について詳しく知りたい場合は、総務や配属先に確認することになります。

8. まとめ:座席の運用は、総務や配属先への確認に落ち着きます

この記事の要点

  • フリーアドレスの座席で効くのは、荷物の置き場所と集中できる場所を出社前に確かめることです
  • 座席の決め方は、予約制・先着・チームの区画のいずれかに分かれ、当日の動き方に影響します
  • 困りやすいことは、荷物の置き場所・集中できる場所・打ち合わせの場所・呼び出され方の4点です
  • 出社の目的と座席の決まり方が合っていないと、移動だけが増えます
  • 座席の運用について詳しく知りたい場合は、総務や配属先へ確認することになります

フリーアドレスの座席で困りやすいのは、荷物の置き場所と集中できる場所です。座席の決め方や困りやすい点は、求人票や面接で確かめられますが、備品や設備を含めた細かい運用は、入社後に総務や配属先へ確認することになります。良し悪しを決めつけるより、出社した日の動き方を先に想像しておくほうが、実際に働き始めたあとの迷いを減らせます。働き方の希望は、専任エージェントに相談しながら整理することもできます。

座席の運用は、求人と面接で確かめられます

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 厚生労働省 賃金構造基本統計調査

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