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退職金はいつもらえる?支給時期と転職前に見る規程

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

退職金の時期|規程のどこを見るかのイメージ写真

退職金がいつもらえるかは、勤務先がどのような制度を設けているかによって変わり、金額の大小では決まりません。時期はその規程などの社内規程に書かれていることが多く、記載を確かめたうえで人事・総務に確認すると、いつごろになりそうかの見通しを立てやすくなります。確かめ方の基本は、勤務先が変わっても同じです。

時期を確かめるときは、まず社内規程を見るという順番から入ると、迷わずに人事へ聞く内容も具体的になり、確認の進め方全体が見えやすくなります。

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数字で見る確認の進め方 この記事の要約 確かめる相手 2 つの窓口 本文2・6で解説 社内規程と人事・総務 確認の順番 3 段階 本文3で解説 制度→規程→人事の順 IT求人倍率*1 3.92 厚労省調査 情報処理・通信技術者の新規求人 時期は、規程の記載を確かめ、人事に聞く進め方で分かります *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 退職金がいつもらえるかは、規程に書かれている時期によって決まり、勤務先ごとに異なります
  • 規程を読んでも時期が分からない場合や、記載が見当たらない場合は、人事・総務に確かめる進め方になります
  • 情報処理・通信技術者の新規求人倍率は3.92倍です*1。転職市場全体でIT人材の需要が高い時期であることも、勤務先を選ぶ際の前提になります

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1. いつもらえるかは、退職金規程の記載で決まります

退職金がいつもらえるかは、勤務先の規程にどのように定められているかによって変わります。まずは規程の記載を確かめ、記載が見当たらない場合や読み方に迷う場合は、人事・総務に確かめる進め方になります。

その規程は、就業規則の一部として定められている場合と、別の規程として定められている場合があります。どちらの形かも、人事・総務に確かめられます。

規程が手元にない場合や、内容の見方に迷う場合も、人事・総務に確かめる進め方に変わりはありません。まずは規程が社内のどこに置かれているかを確かめます。

規程の名称は勤務先によって異なり、就業規則そのものに支給の時期に関する記載が含まれている場合もあります。まずは自分の勤務先でどの規程が当てはまるかを確かめておくと、そのあとの確認がスムーズになります。

規程を確かめる時期に決まりはありません。在職中に確かめておくことも、退職を考え始めた段階で確かめることも、どちらも進め方として自然です。

2. 確かめる場所は、規程・通知書・窓口に分かれます

支給の時期を確かめるときに、見る場所と、そこで分かることを整理します。分からない点が残ったときの相手も、あわせて確かめておくと進めやすくなります。

確かめる場所・分かること・分からないときの相手

確かめる場所そこで分かること分からないときの相手
退職金規程(就業規則)支給の時期がどのように定められているか人事・総務
労働条件通知書・雇用契約書その制度に関する記載があるかどうか人事・総務
退職時に受け取る説明資料自分の退職に当たっての案内内容退職時の担当窓口
社内で確かめても分からない点規程の解釈や記載の読み方労働基準監督署などの窓口

この規程は、支給の時期に関する記載を確かめる基本の場所です。就業規則に含まれている勤務先と、別の規程として定めている勤務先があります。

労働条件通知書や雇用契約書には、その制度に関する記載があるかどうかが示されています。入社時に受け取ったものを確かめておくと、規程と合わせて読みやすくなります。

退職時に受け取る説明資料は、自分の退職に当たっての案内が示されるものです。内容は勤務先や退職の時期によって異なります。

社内で確かめても分からない点が残る場合は、労働基準監督署などの窓口に確かめる方法もあります。

退職金とは別に、確定拠出年金を利用している勤務先もあります。転職時の扱いについては、別の記事で扱っています。

書類の形は紙とデータのどちらもあり、勤務先によって異なります。データで保存されている場合は、確認できる社内システムの場所も合わせて確かめておくと、あとから見返しやすくなります。

規程が社内で配布されていない場合や、手元にあるものが古い場合は、人事・総務に最新の内容を閲覧する方法を確かめられます。社内のシステムに掲載している勤務先もあります。

あわせて読みたい | 確定拠出年金と転職|確かめる窓口と順番

3. 確認は制度の有無から順に進めます

支給の時期を確かめる進め方を、土台から順に整理します。3段のどこにいるかが分かれば、次に確かめることも見えてきます。

確認は制度の有無から順に進めます 時期を人事に確認 規程を読んだうえで人事に確かめます 規程の記載を読む 規程にどう書かれているかを確かめます 制度の有無を確認 退職金の制度があるかを確かめます 土台から確かめると、時期を人事に確かめる段階まで迷わずたどれます

土台の「制度の有無を確認」は、その制度があるかどうかを確かめる段階です。制度があるかどうかは勤務先によって異なるため、まずここから確かめます。

中段の「規程の記載を読む」は、規程に支給の時期がどう書かれているかを確かめる段階です。就業規則に含まれている場合は、そちらも確かめます。

頂点の「時期を人事に確認」は、規程を読んでも分からない点が残ったときに、人事・総務に確かめる段階です。読んだうえで確かめると、聞く内容も具体的になります。

3段のどこにいるかが分かれば、次に確かめることも明確になります。焦って進めるより、いまの段階を確かめてから動く方が進めやすくなります。

確かめる順番を変えても間違いではありませんが、土台から進めると、聞く内容が具体的になり、確認の往復が減ります。

土台から確かめる進め方は、規程を読む時間を確保しやすい人にも、まず人事に聞きたい人にも、共通して使える整理です。

4. 時期が会社ごとに違う理由を整理します

支給の時期が会社ごとに異なるのは、退職金を支払う元になる仕組みが、勤務先によって異なるためです。仕組みの中身は勤務先ごとに違うため、時期も一律には決まりません。

そのため、同じ「退職金」という言葉でも、支給の時期に関する記載は勤務先ごとに異なります。ある勤務先の記載を、別の勤務先にそのまま当てはめることはできません。

雇用形態によって、その対象になるかどうかの記載が分かれる勤務先もあります。契約社員から正社員に変わった時期がある場合は、その点も確かめておくと見通しが立ちます。

規程は改定されることがあり、入社した時点の内容と、いま確かめている内容が異なる場合もあります。最新の内容を確かめる際は、いまの時点の規程を確認する形になります。

転職を予定している場合は、いまの勤務先だけでなく、転職先の規程も新たに確かめることになります。転職に伴って確かめる規程が変わる点も踏まえておくと、抜け漏れが減ります。

雇用形態ごとの扱いの違いについては、別の記事で扱っています。ここでは、時期が会社ごとに異なる理由に絞って進めます。

あわせて読みたい | 契約社員と正社員の違い|転職で確かめる5つの条件

5. 確認がどこまで進んだかを目盛りで表します

支給の時期を確かめる進み具合を、目盛りで表します。位置はあくまで確認の目安であり、実際の時期は勤務先の規程によって変わります。

確認がどこまで進んだかを目盛りで表します 確認の目安 規程を読んだだけ 人事に確かめた後 規程だけでは分からない点も残ります 位置は確認の目安であり、実際の時期は規程によって変わります

目盛りの左は、規程を読んだだけの段階です。記載を確かめても、書き方によっては分かりにくい点が残ります。

目盛りの右は、規程を読んだうえで人事・総務に確かめた段階です。ここまで進むと、自分の場合について案内を受けやすくなります。

どちらの位置にいても、次に確かめることは同じです。規程の記載を確かめ、分からない点は人事・総務に確かめる、という順番は変わりません。

目盛りが左に近いと感じる場合は、規程をまだ十分に読んでいない可能性があります。読み直してから人事・総務に確かめると、同じ質問を繰り返さずに進められます。

規程の文言は、法律の条文に近い書き方をされている場合があり、読んでも意味が取りにくいことがあります。分からない言葉があれば、そのまま人事・総務に伝えると、かみ砕いた説明を受けやすくなります。

6. 人事に聞くときの伝え方をまとめます

人事・総務に支給の時期を確かめるときは、次の3つを伝えると、案内を受けやすくなります。順に整理しておくと、聞き漏らしも減ります。

人事に聞くときに伝える3つ

  • 確かめたいこと:支給時期について確かめたいことを伝えます
  • 確かめた内容:規程などで自分が確かめた内容を伝えます
  • 分からない点:規程を読んでも分からなかった点を具体的に伝えます

3つを伝えると、人事・総務も何を案内すればよいかが分かりやすくなります。確かめた内容を先に伝えておくと、同じ説明を繰り返さずに進められます。

「確かめたいこと」は、支給の時期そのものを聞きたいのか、規程の記載の読み方を聞きたいのかを分けて伝えると伝わりやすくなります。

「確かめた内容」は、規程のどの部分を読んだかを伝える程度で構いません。読んだ範囲が分かれば、人事・総務も案内しやすくなります。

「分からない点」は、記載が見当たらなかったのか、書かれていても読み方に迷ったのかを分けて伝えると、案内の的が絞られます。

伝えた内容は、メモやメールなど記録に残る形にしておくと、あとで見返すときに役立ちます。口頭だけで終わらせず、要点を書き留めておくと安心です。

確かめる回数に決まりはありません。規程を読み直したり、人事・総務に何度か確かめたりしても、進め方として不自然ではありません。

求人票や労働条件通知書に書かれている内容と、実際の案内が異なる場合の確かめ方については、別の記事で扱っています。

あわせて読みたい | 労働条件通知書|求人票との差を見る

7. よくある質問(Q&A)

Q1. 退職金はいつもらえますか。

A. 支給の時期は、勤務先の規程にどのように定められているかによって決まります。時期は勤務先ごとに異なるため、まずは自分の勤務先の規程の記載を確かめ、分からない点は人事・総務に確かめる進め方になります。転職を控えている場合も、いまの勤務先の規程を確かめる進め方に変わりはありません。

Q2. 退職金の制度は、どの会社にもありますか。

A. その制度があるかどうかは、勤務先によって異なります。制度の有無は、規程や労働条件通知書、雇用契約書の記載で確かめられます。記載が見当たらない場合は、人事・総務に確かめる方法があります。

Q3. 規程が手元にない場合はどうすればよいですか。

A. 規程が手元にない場合は、人事・総務に確かめる方法があります。就業規則に含まれている勤務先もあるため、規程がどこに置かれているかも合わせて確かめておくと進めやすくなります。

Q4. 支給の時期について、社内で確かめても分からない場合はどうすればよいですか。

A. 社内で確かめても分からない点が残る場合は、労働基準監督署などの窓口に確かめる方法があります。まずは規程の記載と、人事・総務からの案内を確かめておくと、窓口での相談もスムーズになります。

8. まとめ:退職金の時期は規程と人事に確かめます

この記事の要点

  • 退職金がいつもらえるかは、勤務先の規程にどのように定められているかによって決まり、勤務先ごとに異なります
  • 確認は、制度の有無・規程の記載・人事への確認という順番で進めると、迷わずたどれます
  • 規程を読んでも分からない点は、人事・総務に確かめたい内容を具体的に伝えると案内を受けやすくなります
  • 社内で確かめても分からない点が残る場合は、労働基準監督署などの窓口に確かめる方法もあります
  • 情報処理・通信技術者の新規求人倍率は3.92倍です*1。転職市場全体でIT人材の需要が高い時期であることも、転職先を選ぶ際の前提になります

退職金がいつもらえるかは、勤務先の規程の記載によって決まり、金額や計算方法によって決まるものではありません。規程を確かめ、分からない点は人事・総務に確かめながら進める方法が、遠回りにならない進め方です。この確かめ方についても、専任エージェントに相談しながら転職を進める方法があります。

退職金の規程は、いまの勤務先に確かめながら進められます

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出典・参考情報

*1 厚生労働省 一般職業紹介状況

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