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電話番号の形式を決めない求人で同じ人が別々に並ぶ

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

電話番号の形式を決めない求人で同じ人が別々に並ぶのイメージ写真

求人票の「データ受領」「フォーム設計」という言葉には、電話番号のような表記が揺れやすい項目をどう受け取るかという判断が含まれています。区切りを入れるかどうか、国番号をどう扱うかを決めずに集めると、同じ相手の番号が表記のたびに違う文字列になり、システムのなかでは別人として並ぶことがあります。

テレワークを導入している企業は47.3%で、令和4年から減少傾向にあります*1。出社か遠隔かに関わらず、電話番号は求人サイトのフォームや業務システムなど複数の経路から届きます。受け取る形を先に決めておかないと、経路が変わるたびに同じ番号が別の文字列になります。

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数字で見る、働き方と処遇の位置 この記事の要約 テレワーク導入企業の割合 *1 47.3% 令和4年から減少傾向 総務省調査・2024年8月末時点 受け取る経路は働き方に関わらず複 数ある 一般労働者の賃金・60〜64歳 *2 329.3千円 月額 厚労省調査・2025年 経験を積んだ年代でも任される判断 転職で賃金が『変わらない』割合 *3 28.4% 厚労省調査 令和6年雇用動向調査 判断の経験は転職後も評価の対象 働き方の割合は変わっても、受け取る形を先に決める判断は必要です *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 電話番号は、区切りの有無と国番号の扱いを先に決めて、1つの形式で受け取ります。決めずに集めると、同じ相手の番号が表記のたびに変わり、システムの中では別人として並びます。
  • テレワークを導入している企業は47.3%で、令和4年から減少傾向にあります*1。働き方の割合が変わっても、複数の経路から番号を受け取る場面そのものは変わりません。
  • 一般労働者の賃金は60〜64歳で月329.3千円です*2。表記の揺れを整える判断は、経験を積んだ年代でも任される仕事のひとつです。

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データの受け取り方を決める求人も、リモートワーク対応の求人の中にあります。

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1. 電話番号は、区切りと国番号を先に決めます。

電話番号は、区切りの有無と国番号の扱いを先に決めて、1つの形式で受け取ります。総務省の調査では、テレワークを導入している企業は47.3%で、令和4年から減少傾向にあります*1。出社か遠隔かに関わらず、その番号は求人サイトのフォームや業務システムなど複数の経路から届くため、受け取る形を決める作業そのものは欠かせません。

区切りを入れる表記と入れない表記、国番号を付ける表記と付けない表記は、どれも同じ番号を指すことがあります。「0X0-XXXX-XXXX」のように区切りを入れた形と、区切りを外した「0X0XXXXXXXX」、先頭に国番号を付けた「+81X0XXXXXXXX」は、文字列としては一致しません。受け取った形のまま保存すると、同じ相手の番号が別の記録として並ぶことになります。

この判断が抜けたまま運用が始まると、後から気づくのは名寄せや重複確認の場面です。表記が揺れた状態のデータを1件ずつ見比べる作業は、件数が増えるほど負担が大きくなります。

求人票に「データ受領」「フォーム設計」という言葉があれば、その番号のように表記が揺れやすい項目を、誰がどの段階で1つの形に決めているかを確認しておくと、判断を後から抱える求人かどうかの見分けがつきます。

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2. 受付から照合までを、4段に分けます。

電話番号を受け取ってから、重複の確認に使えるようにするまでの流れを、4段に整理します。

受付から照合までを、4段に分けます。 受付 届いた形のまま記録 正規化 1つの形式に整える 保存 整えた形で保持 照合 同じ相手かを比べる 正規化を挟まないと、照合の精度がその手前で決まってしまいます

最初の受付では、届いた形をそのまま記録します。区切りの有無や国番号の扱いを、この段階で無理に統一する必要はありません。

正規化の段階で、区切りを外し、国番号の表記を1つの形式に揃えます。「0X0-XXXX-XXXX」のような区切り付きの形も、区切りのない形も、この段階を通すことで同じ文字列になります。

整えた形で保存すれば、後から同じ相手かどうかを照合する作業が、文字列の一致だけで済むようになります。受付の段階で正規化まで済ませようとすると、元の表記が失われ、届いた形をあとで確認できなくなります。

正規化を後回しにした運用では、照合の段階になって初めて、同じ相手の番号が複数の形で登録されていることに気づきます。4段の順番を保つことが、後工程の負担を左右します。

正規化の規則に当てはまらない番号が届くこともあります。桁数が合わない、記号が混在しているといった場合は、いったん保留にして人の確認を挟む運用にすると、誤った正規化のまま保存する事故を防げます。

3. 同じ番号でも、表記が違えば別人に見えます。

同じ電話番号でも、区切りの有無や国番号の付け方が違うと、文字列としては別物になります。「0X0-XXXX-XXXX」と区切りなしの「0X0XXXXXXXX」、先頭に国番号を付けた「+81X0XXXXXXXX」は、人が見れば同じ相手だと分かっても、システムの比較では一致しません。

この違いが起きる場面は、応募フォームや聞き取りの記録、名刺の読み取りなど、複数の経路から番号が届くときです。経路ごとに担当者や仕組みが異なれば、同じ相手の番号が違う形式で別々に登録されることになります。

国番号の扱いも判断が分かれます。日本国内向けのシステムでは先頭の0を残す形が主流ですが、海外の拠点とやり取りする場合は、0を外して国番号を付ける形に揃える必要が出てきます。どちらか一方に決め、変換の規則を残しておかないと、番号の意味を取り違える原因になります。

表記の違いは、見た目の問題だけでは終わりません。同じ相手の番号が別のレコードとして並ぶと、連絡した履歴や過去のやり取りも分かれたまま残ります。後から1つにまとめようとしても、どちらの記録が新しいかを個別に確認する作業が発生します。

受け取る形を先に決めておけば、この確認作業自体を減らせます。決める作業は難しくありませんが、決めずに運用を始めてしまう現場は残っています。

4. 区切りと国番号の型を、表で見比べます。

電話番号の受け取り方には、いくつかの型があります。区切りの有無と国番号の扱いを、代表的な型で比べます。例はすべて伏せ字です。

【表1】番号の受け取り方の型(例はすべて伏せ字)

例(伏せ字)特徴
区切りあり・国番号なし0X0-XXXX-XXXX人が読みやすいが、そのままでは一致比較に使いにくい
区切りなし・国番号なし0X0XXXXXXXX比較には向くが、表示のときは読みにくい
区切りなし・国番号あり+81X0XXXXXXXX海外拠点との共有に向くが、先頭の0の扱いを決めておく必要がある

表の3つの型は、どれも同じ番号を表せます。決めるべきは、どの型を保存用の正式な形式にし、どの型を画面の表示に使うかです。保存用は比較のしやすさを優先し、表示用は人が読みやすい形にする、という分け方もできます。

国番号を付ける型を選ぶ場合、先頭の0を外すかどうかを必ず決めておきます。外し忘れると、+81のあとに0が残ったままの番号が生まれ、実際の番号とは違う文字列になってしまいます。

厚生労働省の調査では、一般労働者の賃金は60〜64歳で月329.3千円です*2。形式を決めて運用に落とし込む判断は、経験を積んだ年代でも任される仕事のひとつです。

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5. 決める前と直後、数か月後で起きることが変わります。

電話番号の受け取り方を決める前と、決めた直後、そこから数か月後とで、現場で起きることは変わります。

決める前と直後、数か月後で起きることが変わります。 決める前 経路ごとに担当者が思い思いの形で番 号を記録します。区切りの有無や国番 号の扱いがそろっていません。 決めた直後 受付から保存までが1つの形式に整い、 同じ相手の番号が1件にまとまります。 まだ例外は出ていません。 数か月後 海外拠点からの番号や、内線付きの番 号など、想定していなかった形が見つ かります。決めた形式を保つか、規則を増やすかを判断します。 形式は一度決めたら終わりではなく、想定外の形が見つかるたびに規則を見直す場面が続きます

決める前の現場では、応募フォームや聞き取りの記録、名刺の読み取りといった経路ごとに、担当者が思い思いの形で番号を記録しています。決めた直後は、受付から保存までの形式がそろい、同じ相手の番号が1件にまとまって見えます。

数か月後には、海外拠点からの番号や、内線付きの番号のように、最初の規則では想定していなかった形が必ず出てきます。規則を増やすか、既存の形式を保つかを、そのたびに判断する必要があります。

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6. 求人票を読むときに確認しておきたい点を整理します。

電話番号のような表記が揺れやすい項目について、求人票を読むときに確認しておきたい点を整理します。

求人票で確認しておきたい点

  • 受け取る経路:応募フォーム、聞き取りの記録、名刺の読み取りなど、どの経路から番号が届くかを確認します。
  • 形式を決める段階:区切りや国番号の形式を、受付の時点で決めているか、後工程で決めているかを確認します。
  • 例外の扱い:海外拠点や内線付きの番号のような想定外の形が出たとき、誰に相談する流れになっているかを確認します。
  • 記録の残し方:決めた形式がどこかに書いて残されているか、後から確認できる形になっているかを確認します。

4つの確認点は、いずれもその番号を正しく読み取る手法そのものを尋ねるものではありません。形式を誰が決め、例外をどう扱うかという運用の実態を尋ねる点です。

面談で「受け取る形式はどの段階で決めていますか」と聞き、担当者や決め方が具体的に返ってくるようであれば、判断を後から抱える求人ではないと見てよいでしょう。

形式そのものは技術側で決められますが、どの経路を必須にし、どの経路を任意にするかは、業務側の運用に合わせて決まります。求人票にこの調整の相手が書かれているかどうかも、判断を1人で抱える求人かどうかの見分け材料になります。

厚生労働省の調査では、転職で賃金が『変わらない』人の割合は28.4%です*3。形式を決める判断のような、地味だが運用を支える経験は、転職後も評価の対象になります。

7. よくある質問(Q&A)

Q1. 電話番号の形式を決める作業は、実務経験が浅くても任されますか。

A. 任される場合があります。求人票で重視されているのは、正規化の手法そのものより、受け取る経路と保存する形式を先に決める姿勢です。経験が浅くても、経路ごとの違いを整理できれば評価される場合があります。

Q2. 国番号を付けるかどうかは、誰が最終的に決めるのですか。

A. 業務の要件によって決まります。海外拠点とのやり取りがあるかどうかで必要性が変わるため、業務側の事情を確認したうえで形式を選ぶことになります。

Q3. 区切りを入れた形式と入れない形式、どちらを保存用にすべきですか。

A. 比較のしやすさを優先するなら、区切りを入れない形式が扱いやすくなります。画面に表示するときだけ、区切りを入れた形に変換する方法もあります。

Q4. 面談では、この判断に関わる仕事かどうかをどう見分ければよいですか。

A. 「受け取る番号の形式はどの段階で決めていますか」と聞いてみましょう。担当者や決め方が具体的に返ってくれば、判断を後から抱える求人ではないと見てよいでしょう。

Q5. 内線が付いた番号は、通常の形式とどう分ければよいですか。

A. 外線の部分と内線の部分を、別の項目として分けて保存する方法があります。1つの文字列に混在させると、正規化の規則がその番号だけ複雑になり、後から見直す負担が増えます。

8. まとめ:電話番号は、形式が先に必要です。

この記事の要点

  • その番号は、区切りの有無と国番号の扱いを先に決めて、1つの形式で受け取ります。決めずに集めると、同じ相手の番号が別人として並びます。
  • テレワークを導入している企業は47.3%で、令和4年から減少傾向にあります*1。働き方の割合が変わっても、複数の経路から番号を受け取る場面は変わりません。
  • 一般労働者の賃金は60〜64歳で月329.3千円です*2。表記の揺れを整える判断は、経験を積んだ年代でも任される仕事のひとつです。
  • 転職で賃金が『変わらない』人は28.4%です*3。形式を決める判断の経験は、転職後も評価の対象になります。

電話番号の形式を決める作業は、目立つ仕事ではありませんが、後工程の負担を大きく左右します。求人票の言葉と面談での確認を通じて、この判断を誰が担っているかを見極めてから、応募先を選んでいきましょう。

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 総務省「令和6年通信利用動向調査」(2025年公表)
*2 厚生労働省「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査の概況」(2026年3月公表)
*3 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」(2025年公表)

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