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Figmaの経験は転職で使える?デザイン連携の示し方

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

Figmaの経験|決め方の記録で伝えるのイメージ写真

Figmaで画面を作ってきたエンジニアの中には、実装側とやり取りした経験を転職の場でどう言葉にすればよいか迷う人がいます。作った画面の見栄えだけが評価されるわけではなく、誰がどこで決め、その決め方をどこに残したかという経緯も、面接では実績として言葉にできる材料になります。

画面を作る側と実装する側をつないだ経験は、見栄えではなく決め方の記録として言葉にすると、誰が決めたかという経緯が面接でも実績として伝わりやすくなります。

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数字で見る画面づくり経験の整理 この記事の要約 整理の軸 2 つの軸 本文3で解説 決めた人/決めた場 棚卸しの型 3 つの型 本文6で解説 書き出し→整理→言い方 求人の前提*1 3.92 倍(新規求人倍率) 厚労省調査 情報処理・通信技術者 決めた人と決めた場を分けて振り返ると、画面を作った経験が実績に変わります *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 画面を作る側と実装する側をつないだ経験は、決め方の記録として実績になります
  • 面接では、画面の見栄えをそのまま話すより、決め方の経緯を言葉にしたほうが伝わります
  • 情報処理・通信技術者の新規求人倍率は3.92倍です*1。求人の数が多い時期でも、判断は経験の記録に置きます

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画面を作る側と実装する側をつないだ経験も、リモートワーク対応の求人の中にあります。

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1. Figmaで画面を作った経験は、決め方の記録で伝わります

Figmaで画面を作ってきた経験は、誰がどう決めたかを記録として残せているかで伝わります。作った画面の枚数や見栄えではなく、実装側とどこで確認し合い、その決め方をどこに残したかという経緯が、面接では実績として扱われます。棚卸しの仕方と言い方に絞って見ていきます。

画面を作ってきたエンジニアの中には、実装側とやり取りした経験を転職の場でどう言葉にすればよいか迷う人がいます。作った画面の枚数だけが評価されるわけではないためです。

転職で評価される経験は、画面を完成させたことだけではありません。誰とどこで決め、その決め方をどこに残したかという経緯も、実績として言葉にできます。

決め方が記録として残るかどうかは、画面を作った時点ではまだ分かりません。あとから振り返って、確認の場があったかどうかを見て、初めて経緯として言葉にできる材料が見えてきます。

面接で聞かれるのは、画面そのものの完成度ではなく、その画面をどう決めたかという経緯です。作った枚数を並べるより、決め方をどこまで言葉にできるかが、実績として伝わる分かれ目になります。

その経験をどう棚卸しし、どう言葉にすれば面接で伝わるかを、経緯の順にたどっていきます。

2. やっていたことを、伝わる言い方に置き換えます

面接でそのままの経験を話すと、作業の説明にしか聞こえないことがあります。

やっていたこと・伝わる言い方・面接で聞かれることを4行に分けて並べます。

やっていたこと・伝わる言い方・面接で聞かれること

やっていたこと伝わる言い方面接で聞かれること
指定されたとおりに、画面のレイアウトを作った指定された要件を、そのままの形にした経緯として話す要件のどの部分を誰に確認したか
実装側から確認された点に答えて、画面の表示を直した実装側からの確認に答えて、直した経緯として話す確認を受けてからどう直したか
画面の決め方が止まっていた経緯を確認し、記録に残した止まっていた決め方を、記録として残した経緯として話す止まっていた期間と、誰が困っていたか
新しい画面を追加してほしいと言われ、決め方を記録して組み込んだ追加の要望を聞いたうえで、決め方を記録して組み込んだ経緯として話す追加の要望をどう聞き取ったか

表の4行は、画面を作る側と実装する側をつないでいると起こりやすい場面を並べたものです。共通しているのは、やっていたことをそのまま話すのではなく、経緯を通して言い換える点です。

「指定されたとおりに画面を作った」だけを話すと、作業の説明にしか聞こえません。要件のどの部分を誰に確認したかまで話すと、判断が加わった場面として伝わります。

「実装側から確認された点に答えて直した」も同様です。確認の内容と、直した範囲まで話すと、指示を受けただけではなく、実装側の視点を踏まえて直した場面として伝わります。

「決め方が止まっていた経緯を確認し、記録に残した」も同じ型です。止まっていた期間と、誰が困っていたかまで話すと、直しただけではなく、影響を見極めた判断として伝わります。

「新しい画面を追加してほしいと言われ、決め方を記録して組み込んだ」も同様です。追加の要望をどう聞き取ったかまで話すと、言われたとおりに作業したのではなく、要望を整理して組み込んだ場面として伝わります。

4行に共通する型は、やっていたことの説明を、経緯を通じて言い換えるという型です。型が分かれば、ほかの場面にもそのまま当てはめられます。

画面を作るなかで実装側とどう役割を分けていたかは、ほかの職種に移るときにも語れる場合があります。役割の境目を確かめる観点については、別の記事で扱っています。

あわせて読みたい | テストを担う人と組んだ経験|境目の作り方

3. 関わった画面と決めた場を、3段で整理します

画面を作った経験を棚卸しするときは、関わった画面の書き出しから決め方の言語化まで、3段に分けて積み上げると整理しやすくなります。

関わった画面と決めた場を、3段で整理します 決め方を言語化 画面の決め方をどう記録したかを言葉にする 決めた場を整理 誰が決め、どこで確認したかを整理する 画面を書き出す 関わった画面を種類ごとに書き出す 土台から積み上げると、決め方の記録が言葉にしやすくなります

3段の積み上げは、いきなり言い方を考えるのではなく、土台から順にたどると整理しやすいことを示しています。

土台にあたる「画面を書き出す」段階では、良い経験かどうかをまだ判断する必要はありません。関わった画面を種類ごとに、まず並べておきます。

中段の「決めた場を整理」する段階では、その画面の表示や配置を誰が決め、どこで確認したかを書き添えます。自分で決めたのか、実装側と場を持って決めたのかで、話せる経緯が変わります。

決めた場が会議のような形だったか、やり取りの中で決まったかによっても、記録として残せる厚みは変わります。場の形式そのものよりも、決まった内容が言葉にできる形で残っているかを確認します。

頂点の「決め方を言語化」する段階では、ここまでの内容を面接で話せる言い方に整えます。3段を順にたどると、抜けなく棚卸しできます。

4. 確認の場があった画面だけ、決め方が残ります

決め方の記録が残っていた画面と、残らなかった画面の差は、確認の場があったかどうかに表れる場合があります。

Figmaで作った画面のうち、実装側と場を持って確認したものは、なぜその表示になったかを自分の言葉で説明できます。その分、あとから経緯を思い出す手がかりも残ります。

確認の場を持たずに進めた画面は、完成した時点では動いていても、その後どう決まったかまで振り返れないことがあります。決め方を記録していないまま、経緯があいまいになっている場合もあります。

この差は、画面の作り方そのものよりも、決める段階でどこまで場を持てたかに表れます。面接では、この関わり方の差を言葉にすることが実績になります。

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5. 指示どおりか自分で決めたかを、目盛りで振り返ります

画面を作った経験を振り返るときは、指示どおりに作った画面と、自分で決め方を残した画面のどちらに近いかを、目盛りで位置づけてみます。

指示どおりか自分で決めたかを、目盛りで振り返ります 振り返りの起点 指示のまま作った画面 決め方を残した画面 位置は棚卸しの目安であり、実測の割合ではありません この目盛りは棚卸しの目安として使うもので、統計上の割合ではありません

目盛りの左端は、要件も決め方もすべて渡された状態を示し、右端は、要件を自分で聞き、決め方も記録として残した状態を示します。

自分の経験がどちらに近いかを一度置いてみると、次に書き出す棚卸しの起点が見えてきます。左に近い位置であっても、そこから書き出せる材料はあります。

この目盛りはあくまで振り返りの目安であり、実際に測った数値ではありません。自分の経験を並べて、位置を確かめるための道具として使います。

複数の画面を抱えている場合は、画面ごとに位置が変わることもあります。1つの位置に無理にまとめず、画面ごとに振り返っておくと、次の棚卸しで扱いやすくなります。

6. 決め方の記録は、3つの型で書き出します

画面を作った経験を棚卸しする際は、抱えている経験をすべて並べたうえで、3つの型に沿って書き出しておくと整理しやすくなります。

棚卸しで書き出す3つの型

  • 関わった画面:作った画面の種類と対象の業務を書き出します
  • 決めた人と場:誰が決め、どこで確認したかを書き出します
  • 記録の残し方:決め方をどこにどう残したかを書き出します

3つの型は、画面を作った経験を、面接で話せる形に整理するための書き出し方です。

関わった画面を書き出す段階では、対象の業務や見ている部署まで確認します。ここが具体的であるほど、経緯として話しやすくなります。

決めた人と場を書き出す段階では、誰が決め、どこで確認したかをあわせて残します。確認の場が分かる画面ほど、経緯として言葉にしやすくなります。

記録の残し方を書き出す段階では、決め方をどこにどう残したかを分けておきます。前段で見た2軸と3段の整理が、ここでの仕分けの基準になります。残し方が具体的であるほど、面接でも経緯として話しやすくなります。

3つの型に沿って書き出したら、経緯まで言葉にできる経験から順に、面接で話す候補として並べておくと準備がしやすくなります。

棚卸しは一度で終わらせず、新しい画面を作るたびに見直すと、実績として言葉にできる経験の数を少しずつ増やしていけます。

決め方の記録をどこに残すかは、ほかの職種に移るときにも役立つ観点です。使われる側の立場から見るときの観点については、別の記事で扱っています。

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7. よくある質問(Q&A)

Q1. 作った画面の本数が少ない場合、実績として見劣りしますか。

A. 本数の少なさが、そのまま見劣りにつながるわけではありません。誰がどう決め、その決め方をどこに残したかという経緯が、実績として話す材料になります。

Q2. テンプレートに沿って作った画面も、経験として話せますか。

A. テンプレートに沿って作った場合でも、要件をどう当てはめたか、誰とどう確認したかを話せれば経験として伝わります。

Q3. 決め方を記録していない画面は、面接で話さないほうがよいですか。

A. 記録していない経緯も、なぜ記録が残らなかったかを言葉にできれば話せる材料になります。経緯を確認してから面接の準備を進めるとよいでしょう。

Q4. 画面作成以外の業務が多く、棚卸しする経験が少ない場合はどうすればよいですか。

A. 棚卸しできる経験が少ない場合は、覚えている範囲で決めた人と場を書き出しておくことが手がかりになります。

8. まとめ:Figmaの経験は、決め方の記録で言葉にできます

この記事の要点

  • 画面を作る側と実装する側をつないだ経験は、決め方の記録として実績になります
  • 面接では、画面の見栄えをそのまま話すより、決め方の経緯を言葉にしたほうが伝わります
  • 関わった画面の書き出し・決めた場の整理・決め方の言語化の3段で、棚卸しの手がかりが見えてきます
  • 棚卸しでは、関わった画面・決めた人と場・記録の残し方の3つの型で書き出します
  • 情報処理・通信技術者の新規求人倍率は3.92倍です*1。求人の数が多い時期でも、判断は経験の記録に置きます

画面を作った経験は、見栄えだけでなく、誰がどう決め、その決め方をどこに残したかという経緯からも実績として言葉にできます。棚卸しで仕分け、経緯まで言葉にできる経験から、面接での言い方を整えていくことができます。関わった画面が多いほど、積み重なった経緯も多くなります。経験の残し方について気になる点は、専任エージェントに相談しながら整理することもできます。

決め方の記録は、経験として言葉にできます

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出典・参考情報

*1 厚生労働省 一般職業紹介状況

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