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Rubyの将来性|毎年12月に新しい版が出て開発が続く

Rubyの将来性|毎年12月に新しい版が出て開発が続くのイメージ写真

将来性を示す事実として、Rubyの開発は毎年12月に新しい版を出しながら続き、2025年12月25日に4.0.0が出ました*1。2025年の世界の開発者調査で、職業として開発する人の6.9%が使うと答えています*3。日本の開発者だけの割合ではありません。

4.0.0のあとも不具合などを直した版が続き、2026年9月15日に4.0.7が出ています*1。言えるのは、開発が止まっていないことと、仕事で使う人が世界にいることまでです。自分の版に直しが出ているかは、公式のリリース一覧で分かります*1。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事のポイント

  • 新しい版は2013年から2025年まで、毎年12月25日に出ています*1。4.0.0のあとも保守版(新しい機能を足さず、不具合や安全の問題を直す版)が続き、2026年9月15日に4.0.7が公開されました*1。
  • 2025年の世界の開発者調査で使っていると答えた人は、回答者全体の6.4%、職業として開発する人に絞ると6.9%でした*3。公式サイトの紹介によると、世界の主要都市に活発なユーザーグループがあります*4。
  • Ruby on Rails(RubyでWebアプリを作るための枠組み)も、2024年11月7日に8.0、2025年10月22日に8.1が出ました*2。言語本体とRailsは新しい版を出す日が違うため、使っている版はそれぞれの公式の場所で追ってください。

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1. 新しい版は2013年から毎年12月25日に出ている

Rubyの新しい版は、2013年の2.1.0から2025年の4.0.0まで13年続けて12月25日に出ています*1。ただし、2013年には2月24日の2.0.0も出ていて、12月25日の公開は同じ年の12月の2.1.0から続いています*1。新しい機能が入る版(x.y.0)は、2.1.0や4.0.0のように最後の数字が0の版を指します。4.0の系列では保守版も続き、2026年1月13日の4.0.1から9月15日の4.0.7まで公開されました*1。新しい版と保守版の公開日を並べると、2026年に入っても開発が続いていることが分かります。

そのため、今の職場で使っている版がいつの12月に出たかを調べると、そのあとに出た新しい版も公式の一覧から数えられます*1。たとえば3.2は2022年12月25日の公開で、そのあとに3.3、3.4、4.0の新しい版が出ています*1。使っている版の年が古いほど、新しい版との間に入る版が多くなります。面接で今の職場の版を聞かれたときも、公開の年まで添えて答えると、どのくらい前の版かが相手に伝わります。

2. 世界の開発者調査では職業開発者の6.9%が利用

使っている人の割合は、Stack Overflowが世界の開発者を対象に行った2025 Developer Surveyに出ています*3。プログラミング言語の質問に答えた31,771人のうち、使っていると答えた人は回答者全体で6.4%でした*3。職業として開発する人(Professional Developers)に絞ると、その割合は6.9%です*3。

Rubyを使っている開発者の割合(2025年・世界) 職業として開発する人 6.9% 回答者全体 6.4% 世界の回答者の割合で、日本の開発者だけを数えた数字ではない *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

ただし、この数字は2025年の1回分の調査で、前の年と比べた動きはここから読めません。回答者は世界の開発者なので、日本の開発者に同じ割合が当てはまるとは限らないのです。日本での使われ方を知りたいときは、応募を考えている会社の求人票で、使っている言語と版を会社ごとに見るほうが確かです。

一方、公式サイトの紹介によると、作者はMatzことまつもとゆきひろ氏です*4。1995年に一般公開されたこの言語は、世界中の開発者を集めてきたとされています*4。世界の主要都市には、活発なユーザーグループがあります*4。

3. 3.2から4.0までの系列にある2026年の保守版

4.0.0が出たあとの2026年にも、前の系列の保守版が出ています*1。3.4の系列には3.4.10、3.3の系列には3.3.12、3.2の系列には3.2.11が、いずれも2026年に公開されました*1。3.2の系列は2022年12月に3.2.0で始まり、4.0.0の翌年の2026年にも保守版が公開されています*1。そのため、今の職場が3.2から4.0のどれを使っていても、2026年に出た保守版が公式の一覧にあります*1。

実際、使っている版が同じ系列のいちばん新しい保守版より古ければ、そのあとに出た直しはまだ環境に入っていません。まず今の環境の版を調べ、公式の一覧で同じ系列のいちばん新しい版と比べてください*1。転職の面接でも、応募先が保守版へ上げる作業を誰がいつ行っているかを聞くと、入社後にその作業を自分が受け持つかどうかが分かります。

4. Railsは2024年に8.0と2025年に8.1を公開

Railsは言語本体とは別に新しい版を出していて、8.0の公開は2024年11月7日、8.1の公開は2025年10月22日です*2。8.1には保守版も出ていて、8.1.4まで公開されています*2。言語本体の新しい版が12月25日に出るのに対して、Railsの8.0と8.1は11月と10月に出ました*1*2。

言語本体とRailsの新しい版 言語本体 毎年12月25日に新しい版 2025年12月25日に4.0.0 2026年9月15日に4.0.7 Rails 2024年11月7日に8.0 2025年10月22日に8.1 8.1の保守版も出ている 言語本体は12月25日、Railsの8.0と8.1は11月と10月に公開

そのため、仕事でRailsを使っている人は、言語本体の版とRailsの版を分けて見ておく必要があります。面接で応募先の開発環境を聞くときも、言語本体とRailsの両方の版を聞いてください。片方の版だけでは、言語本体とRailsのどちらが古いままなのかが分かりません。

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5. 2019年の2.7.0から2025年の4.0.0までの公開日

2019年から2025年までに出た新しい版は、どれも12月25日に公開されています*1。最初の数字が上がったのは、2020年の3.0.0と2025年の4.0.0です*1。表の版は新しい機能が入る版だけで、保守版は入れていません。

新しい版(x.y.0)と公開日

版公開日
2.7.02019年12月25日
3.0.02020年12月25日
3.1.02021年12月25日
3.2.02022年12月25日
3.3.02023年12月25日
3.4.02024年12月25日
4.0.02025年12月25日

つまり、2020年に出た3.0.0から2024年の3.4.0までは、3で始まる新しい版が毎年1つずつ出ていました*1。職務経歴書に使った版を書くときは、この表の公開日を横に置くと、どの時期の版で開発していたかを年で示せます。3.2.11のような保守版を使っていた場合は、公式の一覧でその版の公開日を引いてください*1。

実際、求人票に「3系」のように最初の数字だけが書かれていれば、2020年から2024年までに出た3.0から3.4までの系列のどれかを指します*1。同じ「3系」でも公開の年が違うので、面接では2つめの数字まで聞くと、入社後に使う版がはっきりします。4.0の系列と書かれていれば、指しているのは2025年12月25日の4.0.0とその保守版です*1。

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6. 開発が続いているかを調べられる3つの公式の場所

開発の動きは、次の3つの公式の場所で誰でも調べられます。言語本体とRailsでは公開の日がずれるので、両方の場所を見ておくと片方の公開を見落としません。

今の状況が分かる公式の場所

  • ruby-lang.orgのリリース一覧:新しい版と保守版の版番号と公開日
  • ruby-lang.orgのニュース:新しい版などの公開のお知らせ
  • Railsの公式ブログのReleases:8.0や8.1などRailsの版の公開

たとえば、求人票に版が書かれていれば、リリース一覧の公開日と比べて何年ごろの版かが分かります*1。4.0.0より前の系列でも、2026年に保守版が出ている系列なら直しは続いています*1。版が書かれていないときは、面接の前に3つの場所で今の版を控えておき、応募先の版と並べて聞いてください。

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7. よくある質問

Q1. Rubyはもう使われていないのですか?

A. 使われています。2025年の開発者調査では、職業開発者の6.9%と回答者全体の6.4%が使っていると回答しました*3。答えたのは世界の開発者で、日本だけの割合はこの調査からは出せません。

Q2. 日本のRubyの求人は増えているのですか?

A. 日本のRubyの求人の数を示す公的な統計は無いため、増えているかどうかを数字で言うことはできません。世界の開発者調査の6.9%も、日本の求人の数を表す数字ではありません*3。

Q3. Railsの新しい版はいつ出たのですか?

A. 2024年11月7日に8.0が、2025年10月22日に8.1が出ました*2。8.1のあとも保守版が続いていて、公式ブログのReleasesには8.1.4まで載っています*2。

Q4. 4.0.0が出たあとも3.4の系列は使い続けられるのですか?

A. 2026年6月30日にも3.4.10が出ていて、3.4の系列の保守版は4.0.0のあとも続いています*1。いつまで保守版が出るかは、これまでの公開日からは分かりません。

Q5. 4.0.0の次の新しい版はいつ出るのですか?

A. 次の新しい版がいつ出るかは、公式の発表が出るまで分かりません。2013年から2025年までの13年は、どの年も12月25日に新しい版が公開されています*1。

8. まとめ:新しい版の公開日と使う人の割合

この記事のまとめ

  • 新しい版は2013年から2025年まで毎年12月25日に出ていて、2025年は4.0.0だった*1
  • 4.0の保守版は2026年9月15日の4.0.7まで出ていて、3.2から3.4の系列にも2026年に保守版が出た*1
  • 2025年の世界の開発者調査で使っていると答えた人は、職業開発者の6.9%、回答者全体の6.4%*3
  • Railsは2024年11月7日に8.0、2025年10月22日に8.1が出て、8.1の保守版も続いている*2
  • 3で始まる新しい版は、2020年の3.0.0から2024年の3.4.0まで毎年1つずつ出た*1
  • 求人票に「3系」とあれば3.0から3.4までの系列のどれかを指すので、面接で2つめの数字まで聞くと版がはっきりする
  • 記録と調査から言えるのは、開発が続いていることと、仕事で使う人が世界にいることまで
  • 版の動きは、言語本体のリリース一覧とニュース、Railsの公式ブログで自分で追える

今の職場の版と応募先の版を、公式の一覧の公開日と並べてみてください。Railsと言語本体の版がそろえば、入社後に上げる作業があるかも面接で聞けます。リモートワーク対応の求人を見るときも、仕事内容の欄に書かれた版を先に控えておくと、応募先どうしを比べられます。

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 ruby-lang.org「Rubyリリース一覧」
*2 Ruby on Rails 公式ブログ(Releases)
*3 Stack Overflow「2025 Developer Survey」Technology
*4 ruby-lang.org「Rubyとは」

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