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内定承諾の電話のやり方|かける時間帯と話す例文

窓際の机で、スマートフォンを耳元に当て、メモ帳の上でペンを持つ手

内定承諾の電話は、始業時間と昼休みを避けてかけ、名乗ってから承諾の意思を伝え、入社日と労働条件の書面の受け取りを確認する流れで進めます*1*2*3。電話で話す言葉は、例文として本文に載せました。

電話の前には、メモを用意します*1。通話では日時を復唱し、切る前には入社日と書面が届く時期を聞きます。かける時間と話す順は、表と例文の形でまとめました。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事のポイント

  • 内定承諾の電話は、始業時間と昼休みを避けてかけ、こちらから名乗ってから承諾を伝えます*1。用件は簡潔にし、入社日は復唱して聞き間違いを防ぎます*1。
  • 電話は非通知でかけると失礼にあたり、相手が出ないこともあります*1。歩きながらの通話はやめ、周囲がうるさくない場所からかけます*1*2。
  • 採用内定によって労働契約が成立する場合、会社は内定の際に労働条件を明示しなければなりません*3。書面で示される事項がいつ手元に届くかを、承諾の電話で尋ねられます*4。

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1. 承諾の電話は名乗って承諾を伝え入社日と書面を聞く

内定承諾の電話は、昼休みと始業時間を外してかけ、こちらから名乗って承諾の意思を伝えたあと、入社日と書面が手元に届く時期を聞いて終えます。電話の前に、伝えることと尋ねることをメモに書き出しておきます*1。かける時間は、一般企業なら始業時間と昼休みを外した時間です*1。最初にこちらから名乗り、用件は簡潔に伝えます*1。

ここでいう承諾の電話は、内定の連絡を受けたあとに、入社する意思を会社へ口頭で伝える電話を指します。かけ方は就職活動の電話と同じで、内定のときに会社が示す労働条件の書面の話が加わります*1*3。

避ける時間は、始業時間と昼休みです*1。会社の営業時間を調べ、営業時間外も避けます*2。採用担当者は多忙であることを前提に、話す内容は絞ります*1。

承諾の電話で伝えることは、承諾の意思、入社日の確認、労働条件の書面をいつ受け取れるか、の3つです。3つとも通話の前にメモへ書いておくと、緊張して順番が飛んでも読み返せます。メモは伝えること、尋ねることの2列に分けて書くと、通話中に探す手間が省けます*1。

2. メモを書いてから電話を切るまでの5つの動き

夜の机で、手帳に引いた短い線3本と伏せたスマートフォン、湯のみ
承諾の電話で、メモを書いてから電話を切るまでにこちらが行う5つの動き 1 メモを用意 伝える事と尋ねる事を書く 2 時間を選ぶ 始業時間と昼休みを外す 3 名乗る こちらから名前を言う 4 承諾を伝える 用件を簡潔に話す 5 日時を復唱 入社日と書面の時期 承諾の意思を伝えたあと、入社日と書面の時期を復唱して切る

5つの動きのうち、通話の前に済ませるのは最初の2つです。メモには、伝えること(承諾の意思・入社日)と尋ねること(書面が届く時期)を分けて書きます*1。かける時間は、一般企業なら始業時間と昼休みに加えて営業時間外も避けます*1*2。

通話に入ったら、最初にこちらから名乗ります*1。名乗りの会話例は、「私、御社の採用試験へ応募している、○○と申します」の形です*2。内定のあとなら、「応募している」を「内定をいただいている」に替えた形が自然です。

復唱は、日時の聞き間違いを防ぐ手順です。「13時」と聞いたら「午後1時ですね」と言い直す形が確実です*1。入社日を聞いたときも同じで、月と日と曜日を口に出して確認します。

電話を切る前に、入社日と、労働条件の書面が届くのはいつ頃かを聞き取ります。書面は内定の際に会社が示すものです*3。届く時期を聞いておけば、届かないまま日が過ぎたときに、問い合わせる日を自分で決められます。

3. かける前とかけている間の注意を場面別に並べる

承諾の電話の場面別に、やることと避けることをまとめた表

場面やること避けること
かける前伝える内容と尋ねる内容をメモに書く*1メモを作らずに話し始める
時間を選ぶ始業時間・昼休み・営業時間外を外す*1*2始業時間や昼休みにかける
かけ始めこちらから名乗る*1名乗らずに用件から話す
通話中用件を簡潔に話し、日時は復唱する*1長い前置きで相手の時間を使う
かける場所周囲がうるさくないかを確認する*2歩きながら話す*1
発信の設定番号を通知してかける*1非通知でかける*1
折り返しを受けたとき着信に気づいたらすぐ掛け直し、連絡へのお礼を伝える*1着信を放置する
すぐ答えられないとき何日以内に答えられるかを伝える*2日数を伝えずに電話を切る

表のうち、承諾の電話で見落とされやすいのは発信の設定です。非通知でかけると、失礼にあたるうえ、相手が出ないこともあります*1。スマートフォンの発信者番号の設定を、かける前に見ておきます。

会社からの着信に出られなかったときは、すぐに掛け直し、連絡をもらったことへのお礼を伝えます*1。応募先からの着信に備えて、留守番電話を使い、着信拒否の設定も見直しておきます*1。拒否設定に知らない番号を入れている場合は、承諾の電話の前後だけ外しておくと、会社からの折り返しを逃しません。

会社からの連絡には、来たらすぐに回答するのが基本です*2。すぐに答えられないときは、何日以内に答えられるかを伝えます*2。承諾するか迷っている段階で電話を受けたときも、日数を口にしてから切れば、会社は次の連絡の時期を決められます。

4. 承諾の電話の例文と言い換え

ここからの例文は、名乗る・簡潔に話す・復唱するという就職活動の電話の手順を、承諾の場面に当てはめた一例です。会社の呼び方や言い回しは、内定の連絡を受けたときの相手の言葉に合わせて替えてください。

最初の一言は、名乗りです。「お忙しいところ失礼いたします、内定のご連絡をいただいております○○と申します、採用ご担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか」と話します。担当者に代わったら、「内定の件でお電話いたしました、今お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と、時間の都合を先に尋ねます。

承諾の意思は、前置きを置かずに伝えます。「内定のお話を、お受けしたいと考えております、入社を承諾いたします、どうぞよろしくお願いいたします」の3つの言葉が、そのまま使える形です。採用担当者は多忙なので、承諾の一言を先に言い、あとの確認事項へ進みます*1。

続けて入社日を確認します。「入社日は○月○日とうかがっております、復唱いたします、○月○日の○曜日ですね」と、聞いた日時を口に出します*1。復唱しておけば、日付を取り違えたまま電話を切ることはありません。

次に、書面について尋ねます。「労働条件の書面は、いつごろ、どのような形でいただけますでしょうか」と聞きます。書面で示す事項は書面の交付で伝える扱いなので、届く形と時期を聞くのは自然な質問です*4。

終わりの一言は、お礼です。「ありがとうございます、入社に向けて必要な手続きがあればお知らせください、本日はお時間をいただきありがとうございました」と話します。会社から折り返しの電話を受けたときは、連絡へのお礼から話し始めます*1。

すぐに承諾の返事ができない場合は、例文の承諾の部分を入れ替えます。「内定のお話ありがとうございます、○日以内にお返事いたします」と、答えられる日数を口にして終えます*2。承諾の電話ではなくなりますが、日数を伝えて切る手順は同じです。

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5. 内定のときに会社が示す労働条件の書面

午後のリビングで、封筒から出した労働条件の書面を両手で持つ

承諾の電話で書面の時期を尋ねる理由は、内定の際に会社が労働条件を示す決まりだからです。内定が労働契約の成立にあたるときは、会社が労働条件を示すことは義務です*3。この義務を明示といい、労働条件をはっきり示すことをいいます。

内定の際に、具体的な就業場所や従事する業務を特定できない場合もあります。その場合は、働き始めるときの就業場所や業務として想定される内容を、まとめて示してもよいとされています*3。書面に勤務地が1か所に絞られていなくても、内定の時点では、それだけで不備とは言えません。

書面で明示しなければならない事項は、昇給に関する事項を除いて、労働者に書面を交付して示す決まりです*4。これは労働基準法第15条にもとづく扱いです*4。労働契約の内容は、できる限り書面で確認することとされています*4。電話で聞いた入社日や条件は、書面と照らして食い違いがないかを見ます。

内定通知のあとに入社誓約書を出した事例も、あわせて知っておく価値があります。他社への応募を辞退し、会社の求めに応じて入社誓約書を提出し、近況報告を行った事例では、内定通知によって労働契約が成立したと判断されました*3。一方、会社が確定的な採用の意思表示をしたとはいえない事例では、労働契約は成立していないと判断されています*3。

この2つは個別の事案への判断であって、一般則ではありません。入社誓約書を出せば労働契約が成立する、出さなければ成立しない、という決まりを示すものではないので、自分の場合に当てはめることはできません。承諾の電話をかけるときは、書面の中身と受け取る時期を、会社に直接尋ねます。

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6. よくある質問

Q1. 内定承諾の電話はいつの時間帯にかければよいですか

A. 始業時間と昼休みを避けた時間です*1。営業時間外も避けます*2。会社の営業時間は求人票や内定の連絡で分かる範囲で調べ、その内側から選びます。

Q2. 電話の最初はどのように名乗ればよいですか

A. こちらから名乗ります*1。会話例は「私、御社の採用試験へ応募している、○○と申します」です*2。内定のあとなら、「内定をいただいている、○○と申します」に替えて使えます。

Q3. 入社日の聞き間違いを防ぐにはどうすればよいですか

A. 聞いた日時を復唱します。「13時」と聞いたら、「午後1時ですね」と言い直す形が確実です*1。入社日では、年月日と曜日まで復唱します。

Q4. 非通知でかけてもよいですか

A. 番号を通知してかけます。非通知は失礼にあたり、相手が出ないこともあるためです*1。

Q5. 外出先から電話をかけても問題ありませんか

A. 周囲がうるさくないかを確認してからかけます*2。歩きながらの通話はやめます*1。落ち着いて話せる場所に着いてからが基本です。

Q6. 内定のとき会社は労働条件を示す必要がありますか

A. 内定によって労働契約が成立する場合には、会社に労働条件を示す義務があります*3。書面で示すのは、昇給を除く事項です*4。

7. まとめ:内定承諾の電話は名乗りと復唱と書面の確認

内定承諾の電話のやり方

  • 電話の前に、伝えることと尋ねることをメモに整理する*1
  • 始業時間と昼休み、営業時間外を避けてかける*1*2
  • こちらから名乗り、用件は簡潔に伝える*1
  • 入社日は復唱して、聞き間違いを防ぐ*1
  • 非通知でかけず、歩きながら話さない*1
  • 電話を切る前に、労働条件の書面が届く時期を聞く*3*4

内定承諾の電話は、名乗り、承諾の意思、入社日の復唱、書面の時期の順に話せば、数分で足ります。かける時間は始業時間と昼休みを外し、メモを手元に置いてかけてください。

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出典・参考情報

*1 就活OnePointAdvice⑦ 電話マナー(福岡わかものハローワーク/福岡労働局)
*2 面接日程の調整は可能?好印象を保つ連絡方法(にいがたジョブカフェ)
*3 労働者を新たに雇用する事業主の皆様へ 採用内定時に労働契約が成立する場合の労働条件明示について(厚生労働省)
*4 採用時にはどのような労働条件が明示されるのでしょうか?(確かめよう労働条件・厚生労働省)

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