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履歴書の職歴の書き方|会社名と入社・退社と部署の例

履歴書の職歴の書き方|会社名と入社・退社と部署の例のイメージ写真

履歴書の職歴は、勤め先に入社した年月と退社した年月を古い順に1行ずつ書き、最後の行の次に「以上」と書きます*1。会社名は「株式会社○○」とし、「(株)」や「同社」とは略しません*1。

職務経歴書を出さないときは、入社の行の下に部署や担当した業務を添える書き方もあります*1。辞めた行は「退社」でも「退職」でもかまいません*1。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事のポイント

  • 職歴は勤め先への入社と退社を古い順に書くのが基本で、最後の行の次に「以上」と書きます*1。
  • 会社名は正式な名称で書き、年は和暦か西暦のどちらかにそろえます*1。
  • 派遣社員や契約社員などで働いた期間は、雇用形態を( )書きで添えます*1。

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1. 履歴書の職歴は入社と退社を古い順に書いて最後に以上を置く

職歴欄には、勤め先ごとに入社と退社の年月を古い順に書き、最後の行の次に「以上」と書くのが基本です*1。会社名は正式な名称で書き、辞めた行は「退社」の代わりに「退職」と書いても差し支えありません*1。

厚生労働省の履歴書様式例では、学歴と職歴を1つの欄に書きます。欄の見出しは「学歴・職歴(各別にまとめて書く)」で、学歴を書き終えてから職歴をまとめて書く形です*2。記載例では、学歴の最後の行と「職歴」の見出しの間を1行空け、見出しを行の中央に置いています*1。

履歴書の職歴の1行は、年・月・内容の3つの欄でできています。入った月の行には「株式会社○○ 入社」と会社名を書き、辞めた月の行には「株式会社○○ 一身上の都合により退社」のように辞め方を書きます*1。勤め先が2社以上あれば、入社と退社の2行の組を古い順に重ねていきます。在籍中に異動や昇格があったときは、その年月の行を入社と退社の行の間に入れるのが記載例の並べ方です*1。

履歴書の書き方の基本は、厚生労働省とハローワークの手引き「応募書類の作り方」にまとまっています*1。様式例のほうは公正な採用選考のために示されたもので、法的拘束力はなく、使うかどうかは企業が決められます*2。応募先から様式を指定されたときは、その様式に合わせて書きましょう*1。

2. 職歴欄に書く言葉は勤め先の種類と辞め方で変わる

入社と退社のほかに、勤め先の種類や辞め方によって職歴欄で使う言葉があります。

勤め先・辞め方と職歴欄に書く言葉

勤め先・辞め方職歴欄に書く言葉
会社入社/退社(退職でも可)*1
学校・病院・官公庁など会社以外勤務(入職)/退職*1
個人事業主として働いた開業/廃業*1
会社を経営した設立/解散*1
派遣社員として働いた○○会社より△△会社へ□□業務で派遣*1
派遣の期間が終わって辞めた派遣期間満了につき退職*1
自分の都合で辞めた一身上の都合により退職*1
会社の都合で辞めた会社都合により退職*1

会社以外の勤め先とは、学校・病院・個人事業所・各種団体・官公庁などです*1。こうした勤め先では「入社」ではなく「勤務」か「入職」と書き、辞めたときは「退職」と書きます*1。正職員だった場合は、「就職」と「退職」の組み合わせでもかまいません*1。

派遣の行で「○○会社」と書くのは派遣元、「△△会社」は派遣先です*1。派遣元に登録して複数の派遣先で働いたときは、派遣元の行の下に派遣先ごとの行を並べる書き方があります*1。家業を家族従業者として手伝っていた期間は、「家業である○○業に従事(令和○年○月末まで)」とします*1。

退職の理由は、「一身上の都合により退職」「帰郷のため退職」「定年退職」のように短く書きます*1。転職したい前向きな理由があるなら、職歴欄ではなく「志望の動機、アピールポイント」欄で丁寧に書くよう勧められています*1。職歴欄に理由の説明を書き足すと、1行で読める入社と退社の並びが崩れてしまいます。

あわせて読みたい | 履歴書の退職理由の書き方|本人希望欄とリモート勤務の例文

3. 在職中のITエンジニアが書く履歴書の職歴の記入例

2社目に在職中のITエンジニアを例に、手引きの記載例にならって職歴欄を埋めました。年月と社名、業務は仮のものです。

履歴書の職歴の記入例(2社目に在職中)

年月学歴・職歴
職歴
令和24株式会社○○ 入社
(事業内容:受託システム開発、従業員:約000人)
開発部に配属し、業務システムの設計と開発を担当
令和63株式会社○○ 一身上の都合により退社
令和64株式会社△△ 入社
インフラ部でクラウドの基盤の構築と運用を担当
現在に至る(令和○年○月末退職予定)
以上

1行目の「職歴」は見出しなので、年と月の欄は空けておきます。事業内容や配属先、担当業務の行は、入社の行の下に字下げして続けます*1。退職する月がまだ決まっていなければ、括弧は付けずに「現在に至る」だけで終えてかまいません*1。

職務経歴書も出すなら、担当業務の行を省いて、入社と退社の行だけにする書き方もできます。業務の付記は、職務経歴書を添えないときの書き方として示されているからです*1。履歴書の職歴に何行使うかは、職務経歴書を出すかどうかで決めましょう。

4. 職歴欄を1行目から書いていく手順

職歴欄は見出しから書き始めて入社と退社を古い順に並べ最後に以上と書く 1 見出し 学歴の後に1行空けて「職歴」と中央に書く 2 入社の行 年月と正式な会社名と「入社」 3 部署と業務 職務経歴書を出さないなら添える 4 退社の行 年月と辞め方を短く 5 以上 最後の行の次に書く 在職中は最後の行に「現在に至る」と書いてから以上を置く*1

年は和暦か西暦のどちらかにそろえ、元号は「R元年」ではなく「令和元年」と書きます*1。令和の年に2018を足した数が、西暦の年です*1。学歴の欄と職歴の欄で、年の書き方を変えないようにしましょう*1。

手書きの場合は黒のボールペンか万年筆を使い、鉛筆やシャープペンシルは使いません*1。間違えたときに修正液や修正テープ、二重線で直すことは厳禁とされ、最初から書き直します*1。ただし、IT関連の会社に応募するときは、パソコンでの作成が勧められています*1。

会社名は「(株)○○」と略さず、「株式会社○○」と書きます*1。2行目以降に同じ会社が出てきても、「同社」や「同上」、繰り返し記号の「〃」は使いません*1。入社の行にも退社の行にも、毎回同じ会社名を書いていきます。

在籍していた間に社名が変わった会社は、当時の名称で書いたうえで、今の名称を「(現・○○)」と添える方法があります*1。合併などで今は別の名前になっている会社でも、採用担当者がどの会社のことかを今の名前で探せます。部署名も、社内の略称ではなく「○○支店○○部」のように正式な呼び方で書いておきましょう。

5. 部署と担当した業務を職歴に添える書き方

職歴欄には、入社と退社のほか、異動・昇格・出向や雇用形態を書く方法もあります*1。職務経歴書を出さない場合は、勤め先の事業内容と従業員数、所属した部署、担当した業務を入社の行の下に添えられます*1。記載例では、「(事業内容:○○販売業、従業員:約000人)」の行の下に、配属先と担当業務の行が続いています*1。

このうち特に重要とされるのは職務内容で、「○○業務を担当」「○○業務に従事」のように1行で添える書き方もあります*1。職務内容に書けるのは、仕事の中身や進め方、責任の範囲のほか、扱った製品や使った機器、技術などです*1。ITエンジニアなら、構築や運用などの担当工程と、使った言語やクラウドの名前を1行にまとめると伝わります。

添える言葉は、応募先の求人票の「仕事の内容」欄にある表現を使うと、採用担当者に伝わりやすくなる場合があります*1。読み手に分かりにくい専門的な用語には、括弧書きで説明を付けます*1。社内だけで通じるシステムの愛称やプロジェクト名は、一般的な呼び方に置き換えておきましょう。

職務経歴書の目的は、採用担当者に自分の実務能力をアピールすることです*1。ただし、採用担当者はまず履歴書を見るので、その段階で不採用と判断されれば職務経歴書は読まれません*1。履歴書の職歴の行も、正式な社名と正確な年月で埋めておきましょう。

あわせて読みたい | SES転職の職務経歴書|担当した工程をどう書くか

6. 派遣や契約社員と在職中の職歴の書き方

派遣社員・契約社員・アルバイト・パートなど正職員以外で働いた期間は、雇用形態を( )書きで添えます*1。アルバイトなら「○○会社○○店 入社(アルバイト)」のように書き、「アルバイトとして入社」と書く方法もあります*1。契約社員の場合も同じ形で、「株式会社○○ 入社(契約社員)」です。雇用形態を書かずにおくと、正社員として働いていたと受け取られかねません。

学業期間中のアルバイトは、通常は職歴に書きません*1。卒業後のアルバイトや、応募先の仕事に関係するアルバイト、責任を与えられた仕事だった場合などは、アルバイトであることを明記して書きます*1。アルバイトの経歴が多いときは、「以下の事業所にてアルバイトに従事」とまとめて書く例も示されています*1。

在職中に応募するときは、職歴の最後の行に「現在に至る」と書きます*1。退職日が決まっていれば、「現在に至る(令和○年○月末退職予定)」と括弧で添えられます*1。契約期間の満了が近い人は、括弧の中は「令和○年○月末契約期間満了見込」です*1。その次の行に「以上」を書く点は、退職した人と変わりません。

あわせて読みたい | 履歴書の現在に至るはどこに書く?在職中の職歴欄と以上の位置

7. よくある質問

Q1. 職歴は新しい順に書いてもいいですか?

A. 古い順に書くのが基本です*1。

Q2. 「退社」と「退職」はどちらを使えばいいですか?

A. 会社なら「退社」が基本で、「退職」でも差し支えありません*1。学校や病院など会社以外の勤め先は「退職」を使います*1。

Q3. 職歴に「(株)」と書いてもいいですか?

A. 「株式会社○○」と正式な名称で書きます*1。

Q4. 同じ会社の2行目に「同社」と書いてもいいですか?

A. 「同社」「同上」「〃」は使わず、毎回会社名を書きます*1。

Q5. 学生時代のアルバイトは職歴に書きますか?

A. 通常は書きません。応募先の仕事に関係するものなどは、アルバイトと明記して書きます*1。

Q6. 履歴書の書き方は手書きとパソコンのどちらがいいですか?

A. IT関連の会社に応募するときは、パソコンでの作成が勧められています*1。

Q7. 派遣で働いた期間はどう書きますか?

A. 「○○会社より△△会社へ□□業務で派遣」のように、派遣元と派遣先を書きます*1。

Q8. 在籍中に社名が変わった会社はどう書きますか?

A. 当時の名称で書き、今の名称を「(現・○○)」と添える方法があります*1。

Q9. 家業を手伝っていた期間は職歴に書けますか?

A. 「家業である○○業に従事(令和○年○月末まで)」のように書きます*1。

8. まとめ:履歴書の書き方は職歴を古い順に正式な社名で書く

この記事のまとめ

  • 職歴は入社と退社の年月を古い順に書き、最後の行の次に「以上」と書く*1
  • 退社は「退職」と書いてもよい。会社以外の勤め先は「勤務」と「退職」を使う*1
  • 会社名は「株式会社○○」と書き、「同社」「〃」は使わない*1
  • 職務経歴書を出さないなら、部署と担当した業務を入社の行の下に添える*1
  • 派遣・契約社員・アルバイトは雇用形態を( )書きで添える*1

書き終えたら、入社と退社の年月が雇用契約書などの記録と合っているかを見比べ、誤字や脱字がないかも読み返しましょう*1。

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出典・参考情報

*1 応募書類の作り方(厚生労働省職業安定局・都道府県労働局・ハローワーク・令和6年5月発行)
*2 履歴書の様式例の作成について(厚生労働省・令和3年4月16日 労働政策審議会安定分科会資料)

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