年末年始の休みはいつ分かる?就業規則と求人の2か所
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

年末年始に出勤するかどうかは、会社が示す年間の休みの表と、当番や交代の割り振りという、確認する場所が違う2つの情報で決まります。年間の休みの表は早い時期に社内で共有されますが、当番や交代の割り振りは別の時期に固まるため、同じ「年末年始の予定」でも、いつ分かるかは確認する場所によって変わります。
予定を追いかけるときの軸になるのは、いつ・どこで確定するかを場所ごとに分けて確かめることという視点です。
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この記事のポイント
- 年末年始に出勤するかどうかは、年間の休みの表と、当番や交代の割り振りという2つの確認先で、それぞれ別の時期に決まります
- 会社の年間カレンダーは早い時期に固まりますが、当番や交代の割り振りは直前の業務量を踏まえて決まるため、確認できる時期にずれが生まれます
- 確かめる場所は、年間の休みの表・当番や交代の決め方・取引先の休みの前提・個別の連絡という4つに分けて整理できます
1. 年末年始に出勤できるかは、2つの確認先で決まります
年末年始に出勤するかどうかは、会社が示す年間の休みの表と、当番や交代の割り振りという、2つの確認先で決まります。年間の休みの表は早い時期に固まりますが、当番や交代の割り振りは直前の業務量を踏まえて決まるため、確認できる時期にずれが生まれます。どちらを見ているかによって、「もう分かる」時期の感覚は変わります。
年末年始に出勤があるかどうかを尋ねられたとき、答えの手がかりは1つではありません。会社が年度の始まりに示す年間の休みの表と、当番や交代の割り振りという、確認する場所が違う2つの情報を合わせて見る必要があります。
年間の休みの表は、その年の休業期間や祝日の並びをまとめて示すものです。年度の切り替えに合わせて組まれるため、年末年始にどの日が休業にあたるかは、比較的早い時期に読み取れます。
一方、当番や交代の割り振りは、直前の業務量や取引先の稼働状況を踏まえて決まる要素です。年間の休みの表が先に固まっていても、誰がいつ対応するかという割り振りは、そこから別に決まっていきます。
取引先の休みの前提や、上司・チームからの個別の連絡も、確認先に加わります。以下では、この4つの確認先を順に見ていきます。
どちらか一方だけを確認して「もう分かった」と考えると、実際に出勤するかどうかの判断を誤ることがあります。2つの確認先を両方見ておく姿勢が欠かせません。
2. 会社の年間カレンダーは早い時期に固まります
会社が示す年間の休みの表は、年度の始まりに合わせてあらかじめ組まれるものです。休業になる期間がどこからどこまでかは、この表を確認すれば早い時期に読み取れます。
年間の休みの表を確認するときに、日数そのものの読み方まで踏み込むと、休みの形という別の論点に入っていきます。日数の読み方については別に整理しているので、そちらを確認する形で進めます。
年間の休みの表が早く固まる理由は、翌年1年分の稼働日をまとめて決める必要があるためです。個々の当番や交代のように、直前の状況に応じて調整する対象ではありません。
そのため、年末年始に休業になる日そのものは、比較的早い時期に確認できます。ただし、休業日と「出勤するかどうか」は同じ意味ではありません。休業日であっても当番として対応が発生する場合があるため、次に見ていく当番の割り振りと合わせて確認する必要があります。
年間の休みの表には、年末年始だけでなく、他の時期の祝日や休業日もまとめて示されます。該当の期間だけを探すのではなく、表全体を通して見ておくと、他の時期の見通しも一緒に立てやすくなります。
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3. 確認先を4つに分けて整理します
年末年始の予定がいつ分かるかは、確認先によって時期が変わります。4つの確認先に分けて、確認できる時期と内容を整理します。
確かめる場所・いつ分かるか・確かめる内容
| 確かめる場所 | いつ分かるか | 確かめる内容 |
|---|---|---|
| 年間の休みの表 | 年度の始まりなど早い時期 | 休業にあたる日がどこからどこまでか |
| 当番や交代の決め方 | 直前の時期 | 誰がいつ対応するかという割り振り |
| 取引先の休みの前提 | 取引先の案内が出た時期 | 自社の対応が必要になるかどうか |
| 個別の連絡 | 上司やチームから連絡があった時点 | 自分自身の出勤や当番の扱い |
4つの場所は、確認できる時期がそれぞれ異なります。年間の休みの表がいちばん早く、個別の連絡がいちばん遅いという順序になりやすい点は押さえておきたいところです。
当番や交代の決め方については、割り振りそのものの詳しい進め方を別に整理しています。ここでは「いつ分かるか」という時期の面だけを確認します。
取引先の休みの前提は、自社の当番や対応の有無に関わってきます。取引先が長く休みに入る場合は自社側の対応が減り、取引先が稼働している場合は自社側の当番が必要になる場面が増えることがあります。
4つのうち、個別の連絡がもっとも直前になりやすい確認先です。上司やチームからの連絡を待つだけでなく、年間の休みの表が公開された時点で、当番の割り振りの見通しを尋ねておくと、確認の時期を早められることがあります。
取引先の休みの前提は、業界や取引先の規模によって時期が異なります。早めに案内が届く取引先もあれば、直前になって知らされる取引先もあり、この確認先だけは時期を一律に見込みにくい面があります。
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4. 人材の余裕が、当番の割り振りに関わります
当番や交代の割り振りが直前まで固まらない背景には、対応にあたれる人材の余裕も関わっています。
DX推進人材が不足していると回答した企業は85.5%、そのうち『大幅に不足』と回答した企業は50.1%です*1。人材が限られる職場ほど、担当できる人の数が絞られ、当番や交代の割り振りが早い段階で固まりにくくなることがあります。
この数字は企業側の人材の状況を示すものであり、年末年始の決め方を示すものではありません。当番の割り振りが直前まで動く背景の一つとして押さえておく数字です。
人材の余裕がある職場であっても、当番の割り振りが早く固まるとは限りません。ここで示した数字は、割り振りが遅くなりやすい背景の説明であって、確定の時期を保証するものではない点に注意が必要です。
対応にあたれる人数が絞られる職場では、1人が担当する当番の回数も増えやすくなります。割り振りの調整に時間がかかり、連絡が来るまでの期間が延びる場面が出てくることがあります。
5. 予定が見えてくる位置を確かめます
年末年始の予定がどこまで見えているかを、位置で確かめます。左端が「何も分からない状態」、右端が「全て確定して連絡済み」です。
年末年始の予定は、一度にすべて分かるわけではありません。年間の休みの表を見た時点でまず一段階進み、当番や交代の連絡を受けた時点でもう一段階進むという形で、少しずつ位置が動いていきます。
この位置は、年間の休みの表がすでに公開されているものの、当番や交代の連絡がまだ来ていない段階を指すことがあります。位置としては中間よりやや手前です。
止まったままの位置を動かすかどうかは、連絡を待つ側になるか、自分から時期を尋ねる側になるかで変わります。年間の休みの表が公開された段階で、当番の連絡がいつ来る予定かを尋ねておくと、待っているだけの位置から一歩動かせることがあります。
同じ会社であっても、部署や担当業務によって、この位置は人ごとに異なります。当番の対象になる人と対象にならない人がいるため、周囲の状況をそのまま自分に当てはめないほうが安全です。
6. 聞き方を3つに絞って揃えます
年末年始の予定を尋ねるときに使える聞き方を、3つに絞って整理します。はい・いいえで終わらない尋ね方にすることが共通点です。
確認するときの聞き方
- 休みの表の時期:「年間の休みの表はいつ頃公開されますか」と、確認できる時期そのものを尋ねる聞き方です
- 当番の見通し:「当番や交代の割り振りは、いつ頃連絡がありますか」と、連絡が来る時期を尋ねる聞き方です
- 個別の事情:「有給を使って休みを延ばすことはできますか」と、個人の調整余地を尋ねる聞き方です
3つの聞き方に共通するのは、はい・いいえで終わらない尋ね方にしていることです。「年末年始は休めますか」だけでは、確認できる時期までは分かりません。
有給を使って休みを延ばせるかどうかは、休みが実際に回っていく仕組みと関わってきます。仕組みの詳しい部分は別に整理しているので、気になる場合はそちらを確認する形で進められます。
聞くタイミングも合わせて考えておくと、限られた時間を使いやすくなります。年間の休みの表が公開された直後や、当番の割り振りが話題になった場面で、まとめて尋ねておくと、後から思い出す手間が減ります。
聞いた内容は、口頭だけで終わらせずメモやメッセージの記録に残しておくと、後から食い違いが起きたときに確認しやすくなります。
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7. よくある質問(Q&A)
Q1. 年末年始の予定は、いつ頃から分かりますか。
A. 確認する場所によって時期が分かれます。会社の年間の休みの表は早い時期に公開されますが、当番や交代の割り振りは直前の業務量を踏まえて決まるため、そこから遅れて分かることがあります。
Q2. 年間の休みの表を見れば、出勤するかどうかまで分かりますか。
A. 休業にあたる日は分かりますが、出勤の有無までは分からない場合があります。休業日であっても当番として対応が発生することがあるため、当番や交代の割り振りも合わせて確認する対象になります。休業日の表記と当番の有無は、別の書類・別の連絡で確認する事柄です。
Q3. 取引先の休みは、自社の年末年始の予定に関わりますか。
A. 関わることがあります。取引先が長く休みに入る場合は自社側の対応が減り、取引先が稼働している場合は自社側の当番が必要になる場面が増えることがあります。
Q4. 当番や交代の割り振りが決まっていない場合、どうすればよいですか。
A. 上司やチームに、割り振りが決まる時期の見通しを尋ねる方法があります。連絡を待つだけでなく、確認できる時期そのものを尋ねておくと、見通しが立てやすくなります。
8. まとめ:出勤の有無は2つの確認先で分かります
この記事の要点
- 出勤するかどうかの判断は、年間の休みの表と、当番や交代の割り振りという2つの確認先で、それぞれ別の時期に決まります
- 年間の休みの表は年度の始まりに合わせて早く固まりますが、当番や交代の割り振りは直前の業務量を踏まえて決まるため、確認できる時期にずれが生まれます
- 確かめる場所は、年間の休みの表・当番や交代の決め方・取引先の休みの前提・個別の連絡という4つに分けて整理できます
- 人材が限られる職場では、当番や交代の割り振りが早く固まりにくくなることがあります。この背景を示す数字は、年末年始の決め方そのものを示すものではありません
- 予定がどこまで見えているかは一度に決まるものではなく、年間の休みの表を見た段階と、当番や交代の連絡を受けた段階を経て、少しずつ位置が進みます
年末年始に出勤するかどうかを早く知りたい場合は、年間の休みの表と、当番や交代の割り振りという、2つの確認先を分けて見ておくと、確認できる時期の見通しが立てやすくなります。取引先の休みの前提や個別の連絡も合わせて確認し、確定した情報は上司やチームとの間で書面や記録として残しておくと、後から食い違いが起きにくくなります。確認先を分けて考える習慣は、この時期が過ぎたあとの他の休みを見るときにも、同じ手順として使えます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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