駐輪場の申し込み先は?自転車通勤の届け出と転職後の確認
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

自転車で通うと決めたときに、社内で新たに出すものが増えることがあります。その1つが、駐輪場の申し込みです。申し込み先が総務の窓口になるか、建物や外部の管理会社になるかは、置き場を誰が用意しているかで分かれます。通勤の届け出とは別に進む手続きであることも、あわせて見ていきます。
自転車で通うときに効くのは、届け出をどう書くかではなく、駐輪場の申し込み先を見分けることです。
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この記事のポイント
- 駐輪場の申し込み先は、総務の窓口か、建物や管理会社の窓口かで分かれます
- 通勤の届け出と申し込みは、別々の窓口で進みます
- 置ける場所が決まっているかどうかは、案内や掲示で確かめられます
1. 自転車で通うと決めたら、駐輪場の申し込み先を先に見ます
自転車で通うと決めたときにまず見るのは、駐輪場の申し込み先です。会社が置き場を用意している場合と、建物や外部の置き場を使う場合とで、申し込み先が総務の窓口になるか、建物や管理会社の窓口になるかが分かれます。あわせて、通勤の届け出とは別に申し込みが必要かどうかも見ていきます。
エンジニアの職場でも、出社の日に自転車で通うと決める場面があります。電車やバスとは違い、自転車で通うときは、社内で新たに出すものが増えることがあります。その1つが、置き場の申し込みです。
置き場の申し込み先は、会社が用意しているかどうかで変わります。会社が自社ビルや契約している駐輪場を用意している場合は、申し込み先は総務の窓口になります。建物のオーナーや外部の置き場を使う場合は、申し込み先が建物の管理会社や置き場の管理者に変わります。
置き場の申し込みと、通勤の届け出は、別々の手続きとして進みます。通勤の届け出は人事や総務に出すもので、置き場の申し込みは、用意している側の窓口に出すものです。同じ窓口にまとまっている職場もありますが、別々に分かれている職場もあります。
置き場の申し込みが必要になるのは、入社したときだけではありません。途中から自転車で通うことに切り替えたときも、その時点で申し込みが発生します。すでに通勤の届け出を出している人でも、通う手段を自転車に変える際は、置き場の申し込みを新たに行う必要があります。
ここから、会社が用意している場合と外部を使う場合の分かれ方、通勤の届け出との関係、置ける場所や使えなくなったときの伝える先、賃金の変化にまつわる参考の数字、よくある質問という順に見ていきます。
2. 会社が置き場を用意しているかどうかで、申し込み先が分かれます
置き場の申し込み先を、2つの場合に分けて示します。
会社が置き場を用意している場合、申し込みは社内の総務や庶務の窓口に出します。用意されている置き場の数に上限がある職場では、空きが出るまで順番待ちになることもあります。
建物や外部の置き場を使う場合は、申し込み先が社外に変わります。オフィスが入っているビルの管理会社や、近隣で置き場を運営している管理者が、申し込みの窓口になります。
どちらに当たるかは、入社時の案内や、総務からの案内で示されていることが多いです。案内が見当たらない場合は、総務の窓口に聞くと、申し込み先がどちらかを教えてもらえます。
申し込み先が社外の窓口になる場合でも、社内に一切伝えなくてよいとは限りません。置き場を使うこと自体を、通勤の届け出とあわせて社内に伝える職場もあります。
事業所が移転すると、置き場を用意しているのが会社か建物かという組み合わせ自体が変わることもあります。移転の案内に、新しい申し込み先が示される場合があるため、移転のタイミングでは案内を見直しておくと安心です。
申し込み先がどちらになるかは、自転車で通うと決める前に把握しておくと、置き場の空き状況も含めて早めに動けます。決めたあとに申し込み先が分からないと、通い始めの日まで置き場が定まらないことになります。
3. 通勤の届け出と申し込みは、別々に進みます
通勤の届け出は、自転車で通うことを人事や総務に伝えるための手続きです。駐輪場の申し込みとは別の目的で出すもので、出す先も別々です。
置き場の申し込みが終わっていても、通勤の届け出を出していなければ、社内の記録では以前の通勤方法のままになっている場合があります。逆に、届け出だけを出して、置き場の申し込みを忘れると、置き場を使えないまま自転車で通うことになりかねません。
どちらを先に出すかは、職場によって順番が決まっていることがあります。届け出を先に出してから申し込みに進む職場もあれば、申し込みが先の職場もあります。
通勤の届け出には、通う手段や区間を記載する欄があります。自転車で通う区間を書くときに、置き場の場所まで書く欄があるかどうかは、届け出の書式によって異なります。欄がない書式であれば、置き場の申し込みは別の書面で進みます。
勤務先に出す書面は、置き場や通勤の届け出だけではありません。住む場所に条件がつく在宅勤務では、示す書面がいくつかあります。
あわせて読みたい | 住む場所に条件がつく在宅|4つの書面
4. 申し込み先を含めて、押さえておきたい4点
駐輪場について押さえておきたいことを、4点に分けて整理します。
どこで確かめられるかも、あわせて見ていきます。
【表1】押さえておきたいことと、どこで確かめられるか
| 押さえておきたいこと | どこで確かめられるか |
|---|---|
| 申し込み先 | 総務の窓口、または建物や外部の管理会社の窓口 |
| 置ける場所 | 置き場の案内図や、現地に貼られている掲示 |
| 通勤の届け出との関係 | 通勤届の窓口(人事や総務)。申し込みとは別に出す |
| 使えなくなったときの伝える先 | 申し込み先と同じ窓口。空きの有無もあわせて聞ける |
表の4点のうち、上の2点は置き場そのものの使い方に関わり、下の2点は通勤の届け出や、使えなくなったときの対応に関わります。
申し込み先は、会社が置き場を用意しているか、建物や外部の置き場を使うかで変わります。どちらに当たるかが分かれば、申し込み先も自動的に決まります。
置ける場所は、置き場ごとに決まっています。台数に上限がある置き場では、契約している台数の枠を超えて置くことはできません。案内図や現地の掲示に、置ける場所が示されています。
通勤の届け出との関係は、申し込み先とは別の窓口で進む点です。届け出を人事や総務に出す一方で、置き場の申し込みは、用意している側の窓口に出します。
使えなくなったときの伝える先は、申し込みをした先と同じ窓口です。置き場が満杯で使えない、または解約された場合は、申し込み先に空きの有無を聞く形になります。
申し込みの書面には、自転車の防犯登録番号や車体の色といった情報を記入する欄がある場合があります。置き場によっては、盗難防止のために自転車の情報をあらかじめ登録する運用になっています。
社内の位置に紐づく確認は、置き場だけに限りません。座席が変わるときにも、似た確認が出てきます。
あわせて読みたい | 座席が移るとき|そろえるものと届け先
5. 勤め先が変わると、暮らしの数字も動きます
駐輪場の申し込み先とは別に、転職に関する検証済みの数字を1つ挙げます。申し込み先を見分ける作業と、転職を考える動きは、別々に進められます。
転職入職者のうち、賃金が増加した人は40.5%、減少した人は29.4%、変わらない人は28.4%です*1。3区分の合計は100%になりません。この区分に含まれない分があるためで、帯はその3つだけを並べたものです*1。
この数字は転職したあとの賃金の変化で、駐輪場の申し込み先を決めるものではありません。勤め先が変わると、通い方そのものが変わることがあるという背景として挙げています。
自転車で通うかどうかも、勤め先が変わったときに見直される点の1つです。新しい勤務先の場所によって、自転車で通えるかどうかが変わることもあります。
賃金が増加したか減少したかは、転職の理由や勤務先によって変わります。この数字だけで、個々の状況を判定することはできません。
6. 使えなくなったときの伝える先を、あらかじめ分けておきます
駐輪場が使えなくなる場面ごとに、伝える先を整理します。
使えなくなったときの伝える先
- 置き場が満杯のとき:申し込み先の窓口に、空きの有無を聞きます
- 置き場が解約・移転したとき:案内が来た窓口が、そのまま次の伝える先になります
- 自転車の入れ替えで登録を直したいとき:申し込み先の窓口で、登録内容を直します
- 会社を退職・異動するとき:申し込み先の窓口に、置き場を返す手続きを確認します
- 自転車をしばらく使わなくなるとき:置き場を空けるかどうかを、申し込み先の窓口に伝えます
伝える先を分けておくと、使えなくなった当日に迷わずに済みます。基本の考え方は、申し込みをした先に、そのまま伝えるという一点です。
自転車をしばらく使わなくなる見込みがあるときも、置き場を空けるかどうかを申し込み先に伝えておくと、順番待ちをしている人への案内がしやすくなります。
置き場が満杯で入れないときは、申し込み先の窓口に空きの有無を聞きます。順番待ちの制度がある職場では、空きが出た時点で連絡が来る場合もあります。
置き場そのものが解約・移転する場合は、用意している側から案内が来ます。案内に書かれている窓口が、そのまま次の伝える先になります。
申し込みの内容を直したいときも、窓口は同じです。自転車を入れ替えたときの登録変更や、置き場を使わなくなるときの手続きも、申し込み先を通じて進みます。
在宅勤務にまつわる書面のなかには、費用の記載を確かめる場面もあります。光熱費の記載の読み方は、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 在宅の光熱費はどう書かれるか|記載の読み方
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 申し込み先が分からないとき、どこに聞けばよいですか。
A. まずは総務の窓口に聞く形になります。会社が置き場を用意していれば総務がそのまま申し込み先です。建物や外部の置き場を使う場合は、総務から管理会社や管理者の窓口を案内してもらえます。社内に窓口の一覧がある職場では、そこにも申し込み先の記載があります。
Q2. 通勤の届け出を出せば、駐輪場の申し込みも済んだことになりますか。
A. なりません。通勤の届け出と置き場の申し込みは、別々の手続きです。届け出は人事や総務に出すもので、申し込みは用意している側の窓口に出します。両方を別に済ませる必要があります。
Q3. 置ける場所は、自分で自由に選べますか。
A. 選べない場合があります。置ける場所は置き場ごとに決まっており、案内図や現地の掲示で示されています。決められた場所以外に置くと、案内に沿っていない状態になります。
Q4. 置き場が使えなくなったら、まずどこに連絡しますか。
A. 申し込みをした先に連絡します。置き場が満杯のときも、解約・移転したときも、申し込み先の窓口がそのまま次の連絡先になります。
8. まとめ:駐輪場の申し込み先は置き場の種類で決まります
この記事の要点
- 申し込み先は、会社が置き場を用意しているか、建物や外部の置き場を使うかで分かれます
- 通勤の届け出と申し込みは、別々の手続きとして進みます
- 置ける場所は置き場ごとに決まっており、案内図や掲示で示されています
- 使えなくなったときの伝える先は、申し込みをした先と同じ窓口です
自転車で通うと決めたときに効くのは、届け出をどう書くかではなく、申し込み先を見分けることです。置ける場所や、使えなくなったときの伝える先まで含めて押さえておくと、当日に慌てずに済みます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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