社内表彰の推薦の出し方|評価の仕組みと求人で見る4項目
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

社内の表彰に誰かを推薦することになったとき、まず見るのは推薦できる人の範囲です。自分の部署の人か他の部署の人かで、案内の書かれ方が変わる場合があります。次に見るのは出す先と締め、そして書く項目です。書く項目は案内に示されている場合と、自由に書く場合があり、どちらであっても案内のどこを読めば分かるかが決まっています。ここでは、推薦の案内をどこから読み、何を書くのかを、書面の読み方として整理します。
表彰への推薦で最初に効くのは、案内のどこに書く項目が示されているかを先に読むという読み方です。
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この記事のポイント
- 推薦できる範囲は、自分の部署の人か他の部署の人かで、案内の書かれ方が変わる場合があります
- 出す先と締め、書く項目は、案内に示されている場合と自由に書く場合があります
- 選ばれたあとの流れも、同じ案内の中に書かれています
1. 表彰への推薦は案内を読むことから始まります
表彰に誰かを推薦することになったとき、最初に見るのは推薦できる人の範囲です。自分の部署の人か、他の部署の人かで、案内の書かれ方が変わる場合があります。次に見るのは出す先と締め、そして書く項目です。書く項目は案内に示されている場合と、自由に書く場合があり、どちらであっても、その区別は案内を読めば分かります。
社内の表彰に人を推薦する場面は、担当する仕事の範囲を離れて、他の人の仕事ぶりについて書面を出す機会になります。まず確認したいのは、誰を推薦できるかという範囲です。自分の部署に限られている案内もあれば、他の部署の人まで含めて推薦できる案内もあります。
案内そのものが置かれている場所も、会社によって異なります。社内ポータルの人事に関するページに掲示されている場合と、対象者へメールで個別に送られる場合があります。どちらの形式で共有されているかは、社内の周知の方法によって決まっているため、見当たらないときは人事の窓口に確認する方法が残っています。
範囲が分かったら、次に見るのは出す先と締めです。出す先は人事の窓口である場合と、部門の代表を経由する場合があり、締めの日付も案内の中に示されています。締めを過ぎると、その回の推薦としては扱われない案内もあるため、早い時点で確認しておくと安心です。
書く項目については、案内にあらかじめ示されている場合と、自由に書く場合の2つに分かれます。示されている場合は、その項目に沿って事実を並べれば足ります。自由に書く場合は、書く量や構成を自分で決める必要があり、確認する手間が増えます。
推薦を出したあとに何が起きるかも、同じ案内の中に書かれています。選ばれたかどうかがいつ伝わるか、伝わり方が本人あてか部署あてかといった点も、案内を読めば確認できます。
次の項目では、推薦できる範囲が自分の部署の人か他の部署の人かで、案内の書かれ方がどう分かれるかを見ていきます。
2. 推薦できる範囲は部署の内外で分かれます
表彰の推薦できる範囲は、自分の部署の人を推薦する場合と、他の部署の人を推薦する場合の2つに分かれます。これに、案内へ書く項目が示されているか、自由に書くかという軸を組み合わせると、確認する内容が4つの型に分かれます。
4つの型のうち、確認する内容がもっとも少ないのは、自分の部署の人を推薦し、書く項目も示されている型です。案内に示された項目に沿って、日々の仕事の中で分かる事実を並べれば足ります。
他の部署の人を推薦する型でも、書く項目が示されていれば、部署をまたいでいても同じ項目に沿って事実を集められます。ただし、日々の様子を直接見る機会が少ない分、本人や周囲に確認する場面が増えることがあります。
書く項目が示されていない案内では、自分の部署の人を推薦する場合でも、どの事実をどれだけ書くかを自分で決める必要があります。他の部署の人を推薦する場合は、これに加えて事実を集める先も自分で探す形になります。
自分の案内がどの型に近いかは、まず案内を開いて、書く項目の欄があるかどうかを確認すれば分かります。次の項目では、範囲以外に確認しておきたい項目を表にまとめます。
案内や書面を確認して進める場面は、表彰の推薦だけではありません。半期の区切りで社内の何が切り替わるかも、同じように書面を読んで確認します。
あわせて読みたい | 半期の区切りで動くもの|見る書面
3. 推薦の前に確認しておく4項目
ここまでの内容に加えて、出す先と締め、書く項目、選ばれたあとの流れを合わせて、案内で確認する4項目を表にまとめます。
【表1】案内で確認する4項目と、書かれている場所の目安
| 確認する項目 | 書かれている場所の目安 |
|---|---|
| 推薦できる範囲 | 案内の対象者についての項目 |
| 出す先と締め | 提出方法や日程についての項目 |
| 書く項目 | 記入欄の見出しや、案内の説明文 |
| 選ばれたあとの流れ | 結果の通知方法についての項目 |
4項目は、1枚の案内にまとまっている場合と、複数の書面に分かれている場合があります。1つの項目だけを見て、他の項目も同じ書面に書かれていると思い込むと、締めを見落とすことがあります。
推薦できる範囲は、対象者についての項目に書かれています。自分の部署の人だけか、他の部署の人まで含むかは、この項目を読めば分かります。
出す先と締めは、提出方法や日程についての項目に書かれています。窓口が人事なのか部門の代表なのかも、同じ項目に記載されている場合があります。
書く項目は、記入欄の見出しや、案内の説明文に示されています。見出しが並んでいる案内もあれば、文章で説明されている案内もあります。
選ばれたあとの流れは、結果の通知方法についての項目に書かれています。本人に伝わる時期や、伝わり方が部署あてか本人あてかも、この項目で確認できます。
部門ごとに別の案内が用意されている会社では、自分の部門用の案内と、推薦したい相手が所属する部門用の案内の両方を確認する必要がある場合があります。表の4項目は、どちらの案内にも同じように当てはめて確認できます。
4. 人の入れ替わりが推薦の区切りに関わります
推薦できる範囲や締めを確認するとき、合わせて気になるのが、対象となる期間に誰が在籍していたかという点です。異動や入退社があると、推薦の対象となる期間の扱いが案内の中で問題になることがあります。
総務省の労働力調査(詳細集計、2025年平均)によると、転職者数は330万人、転職等希望者数は1,023万人です*1。この数字は転職者と転職を希望する人の数で、推薦の書き方を決めるものではありません。人の出入りがあるため、推薦できる期間の区切りが問題になることがあります。
在籍期間が推薦の対象期間の一部にとどまる場合、その扱いが案内に明記されているかどうかを確認しておく必要があります。明記されていない場合は、出す先に確認する形になります。
異動があった場合も同様です。推薦する時点でどの部署に所属しているかだけでなく、対象となる期間のどの時点で異動したかによって、確認する案内が変わることがあります。
次の項目では、案内を読んでから結果が伝わるまでの流れを、4つの場面に分けて見ていきます。
5. 案内から結果までの4つの場面
案内を読んでから結果が伝わるまでを、4つの場面に分けて見ていきます。日付ではなく、案内を読んだ時点を起点にした相対の順で整理します。
案内を読む場面では、推薦できる範囲、出す先と締め、書く項目の3点をまとめて確認します。3点は同じ案内にまとまっている場合と、複数の書面に分かれている場合があります。
事実を集める場面では、対象となる期間に本人が何をしたかを確認します。在籍期間や異動の時期によって、確認する範囲が変わることがあります。
推薦を出す場面では、確認した内容を、案内に示された書式で出す先に出します。書式が決まっている案内では、その書式を使わずに出すと、受け付けられない場合があります。
結果が伝わる場面では、伝わる時期や伝わり方が、案内にあらかじめ示されています。本人に直接伝わる案内もあれば、部署を経由して伝わる案内もあります。
案内を読んでから結果が伝わるまでの流れは、他の申請でも見られます。社用車を使えるかどうかも、同じように案内を読んで申請の順番を確認する形になります。
あわせて読みたい | 社用車を使えるかを確かめる|申請の順番
6. 表彰の推薦で書く項目を3点にまとめます
書く項目について、案内に示されている場合に多く挙がる3点をまとめます。
書く項目で見ておきたい3点
- 対象となる期間:いつからいつまでの活動かを書きます
- 担当していた業務:対象となる期間に本人が担当していた業務の内容を書きます
- 行った具体的な事実:担当していた業務の中で、本人が実際に行ったことを書きます
3点のうち、対象となる期間は、案内に示された推薦の対象期間と重ねて確認します。期間がずれていると、書いた内容が対象外として扱われることがあります。
担当していた業務は、異動があった場合、対象期間のどの時点でどの業務を担当していたかを分けて書く必要があります。1つの業務名だけでは、期間内の変化が伝わりません。
行った具体的な事実は、本人から聞いた内容や、日々の記録から確認します。案内に文字数の目安が示されている場合は、目安に収まる範囲で事実を選びます。
3点のどれかが分からないときは、本人に直接確認する方法と、本人の上長や周囲に確認する方法の両方が案内に残されています。どちらを使うかは、対象となる期間にどれだけ近くで見ていたかによって変わります。
書く項目を確認したら、案内に示された書式に沿って推薦を出します。書面を確認する場面は、表彰の推薦のほかにもあります。持株会を抜けるときも、書面と時期を読んで進める点は同じです。
あわせて読みたい | 持株会を抜けるとき|書面と時期を読む
7. よくある質問|推薦の案内について
Q1. 表彰の推薦は、自分の部署の人にしか出せませんか。
A. 案内によって異なります。自分の部署の人に限られている案内もあれば、他の部署の人まで推薦できる案内もあります。まずは案内の対象者についての項目を確認します。
Q2. 書く項目が案内に示されていないときは、何を基準に書けばよいですか。
A. 案内に項目の指定がない場合、対象となる期間、担当していた業務、行った具体的な事実の3点を書く形が案内の趣旨に沿います。分からない点は出す先に確認する方法が残っています。
Q3. 推薦を出したあと、結果はいつ伝わりますか。
A. 案内に示された結果の通知方法についての項目に、伝わる時期が書かれています。本人に直接伝わる案内もあれば、部署を経由して伝わる案内もあります。
Q4. 対象となる期間の途中で異動していた場合、推薦はどう扱われますか。
A. 異動の時期によって、確認する案内や書面が変わることがあります。対象期間のどの時点で異動したかを、出す先に確認しておくと、書く内容を整理しやすくなります。
8. まとめ:推薦の案内が示す4点
この記事の要点
- 表彰の推薦では、推薦できる範囲、出す先と締め、書く項目、選ばれたあとの流れの4点を案内で確認します
- 推薦できる範囲は、自分の部署の人か他の部署の人かで、案内の書かれ方が変わる場合があります
- 書く項目は、案内に示されている場合と自由に書く場合があり、対象となる期間・担当していた業務・行った具体的な事実の3点が目安になります
- 案内を読んでから結果が伝わるまでは、案内を読む→事実を集める→推薦を出す→結果が伝わるという4つの場面に分かれます
表彰の推薦で最初に見るのは、推薦できる範囲、出す先と締め、書く項目、選ばれたあとの流れの4点です。書く項目が案内に示されている場合と、自由に書く場合があり、どちらであっても案内を読めば区別がつきます。案内を読み、対象となる期間の事実を集めて、決まった書式で出す先に出せば、あとは結果が伝わるのを待つ形になります。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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