リモートワーク転職で自分らしく リラシク
  1. リモートワーク 転職で自分らしく「リラシク」
  2. リラシクコラム
  3. 新潟のエンジニア転職で住居費42位を生かす進め方

新潟のエンジニア転職で住居費42位を生かす進め方

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

新潟のエンジニア転職で住居費42位を生かす進め方のイメージ写真

新潟でITエンジニアとして正社員のまま転職を考えるとき、生活費をひとまとめにして見積もると、支出の実態を見誤ります。住居費と食料費は、全国のなかでの位置づけがはっきりと異なり、下げられる費目と下げられない費目に分かれています。費目ごとの数字を先に確認することが、年収の水準をどう組み立てるかを考える出発点になります。

新潟県の住居の物価地域差指数は85.4で全国42位ですが、食料は98.8で全国29位にとどまります*1。住居費は全国的に低い一方、食料費は全国平均に近く、費目によって下がり方がはっきりと分かれています。

Relasic(株式会社LASSIC運営)|リモートワーク対応の転職支援

数字で見る、費目ごとの物価の位置 この記事の要約 住居の物価指数 *1 85.4 全国42位 全国平均=100(2024年) 固定費にあたる費目は低い水準 総合の物価指数 *1 98.0 全国35位 全国平均=100(2024年) 住居ほど低くはない中位 食料の物価指数 *1 98.8 全国29位 全国平均=100(2024年) 全国平均に近い水準 住居は低い順位、食料は平均に近い順位。費目によって下がり方が分かれています *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 物価地域差指数は、住居が85.4で全国42位、食料が98.8で全国29位です。総合は98.0で全国35位にとどまり、住居ほど低い順位にはなりません*1。
  • 厚生労働省の調査では、転職入職率は9.7%です。正社員のまま職を変える動きは一定の規模で起きており、年収の水準を転職によって見直す選択は珍しくありません*2。
  • 住居費が低いという事実だけを取り出すと、生活費全体が低いと誤って伝わります。固定費と変動費を分けて確認することが、暮らしと年収の両方を見通す土台になります。

リモートワーク対応の正社員求人|Relasic(株式会社LASSIC運営)

新潟に住み続けることは、年収の水準を下げる理由にはなりません。

リモートワーク対応の求人を見る →

1. 新潟は住居費だけが低く、食料費は平均に近い県です。

新潟在住のITエンジニアが年収の水準を考えるには、住居費と食料費を分けて確認する方法があります。総務省の消費者物価地域差指数(2024年)では、新潟県の住居の物価指数は85.4で全国42位、食料の物価指数は98.8で全国29位でした*1。総合の物価指数は98.0で全国35位です*1。住居費は全国的に低い一方、食料費は全国平均に近く、生活費全体をひとまとめにして安いと捉えると、この差を見落とします。

新潟県の住居の物価指数が全国42位という順位は、住居費に限れば全国のなかでも低い位置にあることを示します*1。ただしこの数字が対象にしているのは住居費であり、生活費全体ではありません。

食料の物価指数は98.8で全国29位です*1。全国平均の100.0に近く、住居のように大きく下がる順位にはなっていません。生活費のなかでも、費目によって全国での位置が大きく異なります。

住居費が低いという事実だけを取り出すと、食料費まで同じ比率で下がるように受け取ってしまいます。費目ごとの順位を分けて確認することが、暮らしの見通しを誤らないための出発点になります。

求人を選ぶときは、勤務地の条件だけでなく、想定年収がどの地域の相場を基準にしているかも確認しておくと、費目ごとの違いを踏まえた判断ができます。

あわせて読みたい | 「地方だから安い」は半分だけ|長野のエンジニア転職を数字で見る

2. 固定費を抑えながら年収を上げる手順を組み立てます。

固定費を抑えながら年収の水準を上げる3つの手順 1 固定費と変動費を分けて見る 住居費と食料費など、費目ごとの下がり方の違いを確認します 2 固定費で浮いた分の使い道を決める 住居費で抑えられた支出を、生活のどこに配分するかを決めます 3 年収の水準を転職で見直す 転職入職率の実測を踏まえ、正社員のまま年収を上げる選択肢を検討します 住居費の低さが、そのまま生活費全体の低さにはなりません

手順の1つ目は、新潟の物価を費目ごとに分けて見ることです。住居の物価指数は85.4で全国42位ですが、食料の物価指数は98.8で全国29位にとどまります*1。同じ県のなかでも、費目によって全国での位置が大きく異なります。

2つ目は、住居費で浮いた分の使い道を決めることです。食料費は全国平均に近いため、住居費の低さで浮いた分をそのまま生活費全体に回せるとは限りません。

3つ目は、年収の水準を転職によって見直すことです。厚生労働省の調査では、転職入職率は9.7%です*2。正社員のまま職を変える選択は一定の規模で起きており、年収の水準を上げる手段として現実的な選択になります。

あわせて読みたい | 仙台は「地方だから安い」が通じない|宮城のエンジニア転職

3. 住居費と食料費では、下がり方の理由が異なります。

新潟県の住居の物価指数は85.4で、全国42位です*1。住居費という1つの費目に限れば、全国のなかでも低い順位にあります。

一方、食料の物価指数は98.8で全国29位です*1。全国平均の100.0に近く、住居のように大きく下がる順位にはなっていません。

総合の物価指数は98.0で全国35位です*1。住居の順位(42位)と食料の順位(29位)の中間に位置し、費目によって全国での位置がはっきりと分かれていることが分かります。

住居費は、購入や賃貸にかかる支出で、居住地を変えることで下げられる費目です。食料費は、日々の買い物にかかる支出で、居住地を変えても大きくは動きません。費目としての性質そのものが違います。

生活費全体をひとまとめにして「安い」と捉えると、この違いを見落とします。下げられる費目と下げられない費目を分けて確認することが、暮らしの見通しを誤らないための土台になります。

総合の物価指数が98.0で全国平均を下回っているからといって、生活費全体が大きく低いとは言えません。全国平均との差はわずか2.0ポイントで、住居の物価指数と全国平均の差(14.6ポイント)よりはるかに小さい差です。

4. 物価を費目別の表で、全国平均と比べます。

新潟県の物価地域差指数を、費目別に全国平均・順位とともに確認します。総務省の消費者物価地域差指数(2024年)から、住居・総合・食料の位置を数字で見ていきます。

【表1】物価地域差指数の費目別比較(2024年・全国平均=100)

指標新潟県全国平均順位
住居の物価指数85.4100.0全国42位*1
総合の物価指数98.0100.0全国35位*1
食料の物価指数98.8100.0全国29位*1

表のとおり、住居の物価指数は85.4で全国42位、食料の物価指数は98.8で全国29位です。同じ県のなかでも、費目によって13位以上の差があります*1。

総合の物価指数は98.0で全国35位です。住居の順位(42位)と食料の順位(29位)の間に位置し、総合という1つの数字だけでは、費目ごとの実際の差が見えないことが表からも分かります*1。

食料の順位は29位ですが、指数そのものは98.8で全国平均に極めて近い数字です。順位だけを見ると平均よりやや低いと感じますが、指数の値まで確認すると実質的な差はほとんどありません。

5. 住居と食料の指数を棒グラフで並べた結果

住居と食料の物価指数を、全国平均と並べて確認します。

住居と食料の物価指数を比べる棒グラフ 全国平均 100.0 住居の物価指数 85.4 食料の物価指数 98.8 全国平均を100とした指数です。パーセントではありません *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

住居の物価指数は85.4で、全国平均の100.0を14.6ポイント下回ります*1。住居費は、全国のなかでもはっきりと低い水準にあります。

食料の物価指数は98.8で、全国平均に近い水準です*1。同じ県の数字でも、費目によって棒の長さが大きく変わります。

住居費が低いことと、食料費が平均に近いことは、それぞれ別の事実です。棒の長さの違いは、費目ごとに下げられる幅が異なることを示しています。

住居費を抑えられる分を、年収の水準を上げるための原資と考えることもできます。ただし食料費のように下がらない費目がある以上、年収の水準そのものを引き上げる方法も並行して検討する必要があります。

6. 固定費と変動費を分けて確認する観点を整理します。

新潟に住み続けながら、固定費と変動費を分けて年収の計画を立てるために、確認しておきたい観点を整理します。

固定費と変動費を分けて確認するポイント

  • 住居費の位置:住居の物価指数(85.4・全国42位)を踏まえ、抑えられる支出の幅を把握します。
  • 食料費の位置:食料の物価指数(98.8・全国29位)を踏まえ、下がらない支出として計算に入れます。
  • 転職による年収の変化:転職入職率9.7%という実測を踏まえ、正社員のまま年収を見直す選択肢を検討します。
  • 求人の範囲:全国どこからでも勤務可能な求人かどうかを、求人票で確認します。

住居費は、住み続けることで抑えられる費目です。食料費は、住居費と違って居住地による差が小さく、全国平均に近い水準のまま続きます。

厚生労働省の調査では、転職入職率は9.7%です*2。正社員のまま職を変えるという選択は一定の規模で起きており、年収の水準を転職によって見直すことは特別な選択ではありません。

求人票に「全国どこからでも勤務可」と書かれていても、実際の運用は企業によって異なります。対象となる勤務地域を、面談で確認しておくと判断のずれを防げます。

4つの確認点は、どれも単独では判断材料として不十分です。住居費の位置・食料費の位置・転職による年収の変化・求人の範囲をあわせて確認することで、固定費を抑えながら年収を上げる計画の全体像が見えてきます。

給与水準が企業の所在地の相場に基づく求人であれば、新潟に住んだまま、賃金水準の高い地域の相場に沿った年収を目指す選び方もできます。基準がどちらにあるかは求人ごとに異なるため、事前の確認が欠かせません。

あわせて読みたい | 地方在住でも大丈夫?リモートワークエンジニアの働き方・求人の探し方を徹底解説

7. よくある質問(Q&A)

Q1. 新潟に住んだまま、県外企業のリモートワーク対応求人に応募できるか。

A. 応募できます。「全国どこからでも勤務可」と明記された求人であれば、居住地は選考の妨げになりません。対象となる勤務地域を、求人票や面談で確認しましょう。

Q2. 住居費が低いなら、生活費全体も低いと考えてよいか。

A. そうとは言えません。食料の物価指数は98.8で全国平均に近く、住居のように大きく下がる順位ではありません。費目ごとに分けて確認する必要があります。

Q3. 転職入職率9.7%は、県内だけの数字か。

A. 全国計の数字であり、県内だけの数字ではありません。正社員のまま職を変える動きが全国的に一定の規模で起きていることを示す数字として使っています。

Q4. 実務経験は何年あればリモートワーク対応の求人に応募できるか。

A. 目安は実務3年です。リモート環境では自走力が重視されるため、指示がなくてもタスクを進められる経験の厚みが問われます。3年未満でも、複数の技術を掛け合わせた経験があれば評価される場合があります。

Q5. 面接では、新潟に住み続ける理由をどう伝えればよいか。

A. 住居費の低さだけを理由にすると、食料費が全国平均に近い地域では説明が不十分になります。暮らし慣れた土地であることや、働き方を変えたい理由を具体的に伝えるほうが伝わりやすくなります。

Q6. 住居費と食料費、どちらを重視して暮らしの計画を立てるべきか。

A. どちらか一方ではなく、両方を計画に入れる必要があります。住居費は抑えられる前提で、食料費は全国平均に近い前提で見積もると、暮らし全体の見通しがずれにくくなります。

8. まとめ:新潟は固定費と変動費を分けて考える県です。

この記事の要点

  • 住居の物価指数は85.4で全国42位、食料の物価指数は98.8で全国29位です。総合は98.0で全国35位でした*1。
  • 住居費は全国的に低い一方、食料費は全国平均に近く、費目によって下がり方がはっきりと分かれています。
  • 厚生労働省の調査では、転職入職率は9.7%です。正社員のまま職を変える選択は一定の規模で起きています*2。
  • 固定費と変動費を分けて確認することが、暮らしと年収の両方を見通す土台になります。

新潟を選ぶ理由は、住居費の低さだけでは説明できません。次の一歩は、固定費と変動費を分けたうえで、これまでの経歴がリモートワーク対応の求人でどう評価されるかを知ることです。物価と転職入職率、その両方を数字で確認したうえで、転職の設計を組み立てていきましょう。

固定費と変動費を分けて、次の転職を考える

Relasic(株式会社LASSIC運営)は、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。フルリモートからハイブリッドまで、居住地を問わない求人を専任エージェントが厳選してご紹介します。物価は費目によって位置が異なるため、暮らしの前提を数字で確認したうえで、年収の水準を条件に加えて求人を探せます。

会員登録は無料です。リモートワーク求人の情報を受け取れます

※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 総務省統計局「消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果-」(2025年6月公表)
*2 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」(2025年公表)

転職ノウハウ その他の記事

もっと読む 〉
上部に戻る