リモートワーク転職で自分らしく リラシク
  1. リモートワーク 転職で自分らしく「リラシク」
  2. リラシクコラム
  3. 親の介護がある転職で求人のどこを確かめるかを解説

親の介護がある転職で求人のどこを確かめるかを解説

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

親の介護がある転職で求人のどこを確かめるかを解説のイメージ写真

親の介護と両立しながら転職先を選ぶとき、介護休業のような制度があるかどうかは、入口を確認しただけにすぎません。実際に効くのは、日中に数時間抜けることが職場でどう扱われているかと、抜けている間の連絡がどう扱われるかです。求人票や面談で、運用の記録をどう確かめるかを整理します。

全職業の有効求人倍率は1.26倍です*1。求人を選べる状況だからこそ、制度の有無だけでなく、親の介護と両立できる運用が実際にあるかどうかを、応募前に確認しておく必要があります。

Relasic(株式会社LASSIC運営)|リモートワーク対応の転職支援

数字で見る、導入と実施の差 この記事の要約 全職業の有効求人倍率 *1 1.26倍 求人を選べる状況 常用(除パート)・2025年12月 選ぶ基準を自分で持てる テレワーク導入企業の割合 *2 47.3% 常用雇用者100人以上の企業 2024年8月末時点 制度としてはある企業が約半数 雇用型のテレワーク実施率 *3 15.6% 実際に行っている割合 2024年調査 導入と実施には差がある 制度があることと、実際に使われていることは別の数字です *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 全職業の有効求人倍率は1.26倍です。求人を選ぶ側にも一定の余地があり、条件を絞り込む基準を自分で持てます*1。
  • テレワークを導入している企業は47.3%です。制度としては約半数の企業にありますが、導入と実際の運用は別の数字です*2。
  • 雇用型就業者のテレワーク実施率は15.6%です。導入している企業の割合と実施率の差は、制度があることと使われていることの違いを示します*3。

リモートワーク対応の正社員求人|Relasic(株式会社LASSIC運営)

親の介護と両立しながら選べる求人は、リモートワーク対応の求人にあります。

リモートワーク対応の求人を見る →

1. 親の介護と両立する求人選びは、中抜けの実績で見極めます

親の介護と両立できるかどうかは、制度の有無ではなく、日中に数時間抜けることが実際に前例として扱われているかで決まります。厚生労働省の調査では、全職業の有効求人倍率は1.26倍です*1。求人を選べる状況にあるからこそ、介護休業のような制度の名称だけで判断せず、通院の付き添いや急な呼び出しのような、申請では回らない外出がどう扱われているかを、応募前に確認する余地があります。

介護と両立する転職では、介護休業のような制度があるかどうかがまず目に入ります。制度は使うときに申請が要る仕組みで、通院の付き添いや急な呼び出しのように、毎回申請では回らない外出には別の運用が必要になります。

日中に数時間抜けることが、職場で前例として扱われているかどうかは、求人票には書かれません。中抜けをした社員が実際にいたか、その時間の連絡がどう扱われたかという運用の記録が、制度の有無よりも重要な確認点になります。

介護に伴う外出は、通院の付き添いや急な呼び出しのように、頻度が決まっていない外出を含みます。日々のスケジュールに組み込める類の外出ではないため、制度の名称よりも、運用が実際に回っているかどうかを見極める必要があります。

転職先にまだ実績がない場合でも、判断材料はあります。介護以外の私用で抜けた前例があるかどうかを尋ねれば、親の介護の中抜けがどう扱われるかを推測する手掛かりになります。応募の段階でこの確認をしておくと、入社後の食い違いを減らせます。

2. 日中の外出が、前例で回っているかを見ます。

介護で日中に抜ける外出が、職場でどう扱われているかは、大きく2つに分かれます。

外出の扱い方を2つに分ける 日中に数時間抜ける外出は、職場でどう扱われているか 中抜けが前例として回っている職場 実際に使われた記録があり、連絡の作法も決まってい ます。 制度があるだけの職場 書面上の制度はあっても、実際に使われた例が確認で きません。 同じ制度名でも、実際の運用は職場ごとに違います

1つは、中抜けが前例として実際に回っている職場です。過去に中抜けをした社員がいて、その時間の連絡方法や引き継ぎの作法が決まっています。

もう1つは、制度があるだけの職場です。規程には書かれていても、実際に使われた記録が確認できず、申請をしても運用が決まっていない場合があります。

面談では、制度の名称ではなく、実際に中抜けをした社員がいたかどうかと、その時間の連絡がどう扱われたかを尋ねることで、この2つを見分けられます。

どちらの職場かは、規程を読むだけでは分かりません。選考の初期段階でも、運用の記録を尋ねることで、応募を続けるかどうかの判断材料が増えます。

あわせて読みたい | ハイブリッド勤務の求人|「リモート可」では分からない出社頻度

3. 申請ですむことと、申請では回らないことを分けます。

介護休業のような制度は、使うときに申請が要る仕組みです。手続きを踏めば認められる一方で、申請のタイミングが決まっているため、急な外出には向きません。

通院の付き添いや急な呼び出しは、事前に予定を組めない外出です。介護にはこの類の外出が含まれるため、毎回申請で対応しようとすると、運用が回らなくなります。

実際に回っている職場では、中抜けの連絡は口頭やチャットなど、申請よりも軽い手段で済ませています。何を、どこまでの手続きで処理するかが、あらかじめ決まっています。

求人票に「介護と両立可能」と書かれていても、その言葉が指しているのが制度の有無なのか、実際の運用なのかは、書面だけでは区別できません。

現場の判断に委ねている職場と、規程で細かく定めている職場では、確認の仕方も変わります。前者では上司の対応例を、後者では規程と実例が一致しているかを尋ねると、運用の実態に近づけます。

介護と両立しながら長く働き続けるには、申請で対応できることと、申請では対応できないことを、面談の時点で分けて確認しておくことが手掛かりになります。

実績が1件もない職場を、最初から避ける必要はありません。ただし、実績がないという事実自体を面談で共有しておくと、入社後に運用を一から決める前提を職場側とも合わせられます。

4. 確認する場面を、求人票・面談・入社後で整理します。

介護と両立する運用を確認できる場面は、主に3つに分かれます。求人票に書かれること、面談で尋ねられること、入社後に分かることを、表で整理します。

【表1】中抜けの運用を確認できる場面

場面確認できること確認できないこと
求人票リモートワークの対応可否や勤務時間の枠実際に中抜けが使われた記録
面談過去に中抜けをした社員の有無、連絡の作法入社後の運用が変わらない保証
入社後実際の連絡方法や引き継ぎの実態配属前に分かる情報との差

表のとおり、求人票だけで確認できるのは制度の枠組みまでです。実際に中抜けが使われたかどうかは、求人票には現れません。

面談で過去の実績を尋ねることが、運用を確認する最も直接的な場面になります。入社後の連絡方法まで含めて尋ねておくと、認識のずれを減らせます。

表の3つの場面は、どれも単独では十分ではありません。求人票と面談、入社後の運用を合わせて確認することで、実際の扱いに近い判断ができます。

あわせて読みたい | 転勤の範囲はどこに書かれる?求人票と就業規則の4か所

5. テレワークの導入と実施には、数字の差があります。

テレワークの導入と実施の関係は、中抜けの制度と運用の関係とよく似ています。

テレワーク導入企業の割合を見る 47.3% テレワークを導入している企業の割合 常用雇用者100人以上の企業が対象 雇用型就業者の実施率は15.6%です 導入と実施の間には差があります 制度があることと、実際に使われていることは別の数字です *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

総務省の調査では、テレワークを導入している企業は47.3%でした*2。常用雇用者100人以上の企業が対象で、約半数の企業には制度があります。

一方、国土交通省の調査では、雇用型就業者のテレワーク実施率は15.6%でした*3。企業に導入されていることと、実際に使われている割合には差があります。

介護の中抜けも同じ構造です。制度が規程に書かれていることと、実際にその制度が使われた記録があることは、別の確認点になります。

全職業の有効求人倍率が1.26倍である状況では、求人を選ぶ側にも余地があります。運用の記録が確認できない求人を避け、記録のある求人を優先するという選び方も現実的です。

ただし、この2つの数字はテレワークの導入と実施を示すものであり、中抜けの運用そのものを示す数字ではありません。介護と両立できるかどうかは、別途、面談で確認する必要があります。

6. 親の介護と両立する求人選びの確認点を挙げます。

親の介護と両立しながら求人を選ぶときに、面談で確認しておきたい点を整理します。

求人選びで確認しておきたい点

  • 実績の確認:親の介護で中抜けをした社員が実際にいたかどうかを尋ねます。
  • 連絡の作法:抜けている間の連絡方法や、戻った後の引き継ぎの仕方を確認します。
  • 急な外出:通院の付き添いや急な呼び出しのように、申請が間に合わない外出への対応を尋ねます。
  • 制度の運用:介護休業のような制度が、実際に使われた例とともに説明されるかを見ます。
  • 他の外出の扱い:介護以外の私用での中抜けが、これまでどう扱われてきたかを尋ねます。

5つの確認点は、いずれも求人票だけでは判断できません。面談で実際の運用を尋ねることが、制度の名称よりも確かな手掛かりになります。

介護は、日によって抜ける時間も理由も変わります。毎回同じ申請手続きで対応しようとする職場では、運用が続かない場合があります。

実績が介護に限らない場合でも、他の私用での外出がどう扱われているかを知ることで、運用の傾向をつかめます。

確認に時間がかかっても、応募前に済ませておくことで、入社後の認識のずれを減らせます。5つの確認点は、面談の1回で全部を尋ねきる必要はなく、優先度の高いものから聞いていく方法もあります。

あわせて読みたい | 地方在住でも大丈夫?リモートワークエンジニアの働き方・求人の探し方を徹底解説

7. よくある質問(Q&A)

Q1. 親の介護と両立できる求人かどうかは、何で判断すればよいか。

A. 制度の名称だけでは判断できません。過去に中抜けをした社員がいたか、その時間の連絡がどう扱われたかという実績を、面談で確認することが手掛かりになります。

Q2. 中抜けの回数や時間に、決まった上限はあるか。

A. 上限は職場ごとの運用で決まり、求人票には現れません。面談で、実際にどこまでの外出が前例として認められているかを尋ねる必要があります。

Q3. 面談で介護の事情を伝えると、選考に不利になるか。

A. 伝え方の受け止め方は職場によって変わります。中抜けの実績や連絡の作法を尋ねることは、状況を伝えることとは別に行えるため、まず運用の確認から始める方法もあります。

Q4. リモートワーク対応の求人であれば、中抜けもしやすくなるか。

A. 出社の有無だけでは決まりません。リモートワークであっても、連絡や成果の確認方法が決まっていない職場では、中抜けの運用が定着していない場合があります。

Q5. 転職先にまだ中抜けの実績がない場合、どう判断すればよいか。

A. 介護に限らず、他の私用での外出がこれまでどう扱われてきたかを尋ねます。運用の傾向が近ければ、実績がなくても判断の手掛かりになります。

8. まとめ:日中の外出が実際にどう扱われるかを確認します。

この記事の要点

  • 全職業の有効求人倍率は1.26倍で、求人を選ぶ側にも条件を絞り込む余地があります*1。
  • テレワークを導入している企業は47.3%ですが、雇用型就業者の実施率は15.6%で、導入と実施には差があります*2*3。
  • 親の介護と両立できるかどうかは、介護休業のような制度の有無ではなく、日中の外出が前例として実際に回っているかで決まります。
  • 面談では、中抜けをした社員の実績と、連絡の作法を尋ねることが、運用を確認する最も直接的な方法になります。
  • テレワークの導入・実施の数字は、中抜けの運用そのものを示すものではありません。数字が示す範囲と、面談で確認すべき範囲を分けて考える必要があります。

親の介護と両立する転職では、制度の名称よりも、実際の運用を先に確認しておくことが、暮らしを続けるための土台になります。次の一歩は、求人票や面談で、その運用がどう記録されているかを尋ねることです。記録がまだない職場でも、他の私用での運用を尋ねれば、判断の手掛かりは見つかります。

暮らしを変えずに、運用を確かめて選ぶ転職へ

Relasic(株式会社LASSIC運営)は、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。フルリモートからハイブリッドまで、居住地を問わない求人を専任エージェントが厳選してご紹介します。介護と両立しながら、日中の外出が実際にどう扱われているかを確認したうえで、求人を選べます。

会員登録は無料です。リモートワーク求人の情報を受け取れます

※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 厚生労働省「一般職業紹介状況」(2026年3月公表・令和7年12月分)
*2 総務省「通信利用動向調査」(2025年公表・令和6年8月末時点)
*3 国土交通省「テレワーク人口実態調査」(2025年公表・2024年調査)

転職ノウハウ その他の記事

もっと読む 〉
上部に戻る