忌引の日数は続柄でどう変わる?規程で読む4項目と転職
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

忌引の届け出で急に困るのは、日数そのものより、その書かれ方がどこに載っているかです。日数は続柄によって書き分けられている場合があり、届け出の先や、あとから出す書面の有無も会社ごとに規程で決まっています。休みの種類として何に当たるかも、規程の同じ場所に書かれていることがあります。当日になって探し始めるのではなく、読む場所を先に知っておけば、届け出そのものはすぐに済みます。
忌引の届け出は、規程のどこに日数の書かれ方が載っているかという1点を見ていきます。続柄ごとの具体的な日数の範囲は、会社の規程によって書かれ方が異なるため、ここでは示しません。
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この記事のポイント
- 届け出で見ておきたいのは、日数の書かれ方・届け出の先・出す書面・休みの種類の4点です
- 日数は続柄によって書き分けられている場合があり、規程の同じ項目に載っていることがあります
- 届け出の先や時期、あとから出す書面の有無も、同じ規程を読めば分かります
1. 忌引の届け出は、まず規程を読みます
忌引の届け出で最初に見ておきたいのは、日数そのものではなく、規程のどこにその書かれ方が載っているかです。日数は続柄によって書き分けられている場合があり、届け出の先や、あとから出す書面の有無、休みの種類として何に当たるかも、同じ規程にまとまっていることがあります。読む場所を先に知っておくと、急な場面でも探す時間を減らせます。
忌引の届け出は、事前に準備する時間がないまま必要になる届け出です。連絡を入れたあと、次に見るのは日数の一覧そのものではなく、その一覧がどこに載っているかという点になります。
日数の書かれ方が載っている場所は、会社によって異なります。就業規則の本体に書かれている場合もあれば、休暇に関する別紙の規程にまとまっている場合もあります。どちらに載っているかは、社内の案内のどこかに示されているはずです。
規程そのものを見たことがない場合や、どこにあるか分からない場合は、まず規程を見せてもらう方法が残っています。見せてもらう頼み方は、別の記事で扱っています。
規程の名称も、就業規則だけとは限りません。社員ハンドブックや、休暇に関する別冊としてまとめている会社もあります。名称が分からない場合は、届け出の書式や、社内のポータルの検索窓から探す方法も残っています。
規程が手元にあれば、次に見る項目は日数の書かれ方だけではありません。届け出の先や時期、あとから出す書面の有無、休みの種類として何に当たるかも、同じ規程の中に載っています。次の項目では、日数の書かれ方がどう分かれるかを見ていきます。
あわせて読みたい | 就業規則を見せてもらう|頼む時期と順番
2. 日数の書かれ方は、規程で2つに分かれます
届け出のときに先に伝える方法が口頭か書面かという軸と、日数が規程に明記されているか記載が見当たらないかという軸を組み合わせると、忌引の届け出は大きく4つの型に分かれます。
4つの型のうち、口頭で先に伝え、日数も規程に明記されている型がもっとも読む場所に迷いません。伝えたあと、規程の該当箇所を開けば、日数の書かれ方がそのまま確認できます。
日数の記載が見当たらない型では、規程を探しても該当する項目が見つからないため、届け出の先に直接聞く形になります。休暇の種類の一覧そのものに、忌引が含まれていない規程も存在します。
書面が先に求められる型は、口頭での連絡より前に、決まった書式を出す運用になっている規程です。この型でも、日数が規程に明記されていれば、書式に記入する前に読んでおけます。
自分の会社がどの型に近いかは、規程を開いて日数の項目を探せば分かります。見当たらない場合は、届け出の窓口に確認する型に当たります。
会社によっては、口頭と書面という分け方そのものを案内していない場合もあります。その場合は、届け出の書式に記載されている提出方法の欄を見れば、どちらが先になるかが分かります。
3. 規程で見る4項目と、載っている場所
忌引の届け出で見ておきたい4項目を、内容と、規程の中で載っている場所の目安に分けて整理します。
見る項目と、載っている場所の目安
| 見る項目 | 内容 | 載っている場所の目安 |
|---|---|---|
| 日数の書かれ方 | 続柄によって書き分けられている場合があります | 休暇規程や就業規則の、忌引についての項目 |
| 届け出の先 | 人事の窓口か、上長かを見ておきます | 同じ項目か、届け出の書式の欄 |
| 出す書面 | 届け出書のほかに、あとから出す書面があるかを見ます | 届け出方法についての項目 |
| 休みの種類 | 特別休暇など、休みの種類として何に当たるかを見ます | 休暇の種類を並べた一覧 |
4項目は、同じ規程の中にまとまっている場合もありますが、別々の書式に分かれている場合もあります。日数の書かれ方だけを見て、届け出の先や書面の要否まで見たと思い込むと、あとで手違いが起きやすくなります。
日数の書かれ方は、続柄によって書き分けられている規程があります。どの続柄でどう書かれているかは会社ごとに異なるため、自分の場合がどこに当たるかは、規程の該当箇所を直接見て確認する形になります。
届け出の先は、人事の窓口とは限りません。上長への連絡が先に必要な規程もあれば、人事への届け出だけで足りる規程もあります。
出す書面は、届け出書だけで終わる場合と、あとから別の書面を求められる場合があります。休みの種類として何に当たるかは、休暇の一覧の中に忌引がどう位置づけられているかを見れば分かります。
書かれ方の書式も規程によって異なります。表形式でまとめている規程もあれば、文章でつなげて書いている規程もあります。表形式なら続柄と日数の対応が一覧しやすく、文章形式なら該当する続柄の一文を探す形になります。
4. 続柄によって、書かれ方は変わります
忌引の届け出で日数を見るとき、同じ続柄でも会社によって書かれ方が異なります。ある規程では続柄ごとに区切って書かれていて、別の規程では区切らずにまとめて書かれていることもあります。どちらの書かれ方であっても、規程の該当箇所を直接見なければ、自分の場合がどう当たるかは分かりません。
働く人の年代には幅があり、規程を読む場面に出会う時期も人によって異なります。一般労働者の賃金は40〜44歳で364.3千円、50〜54歳で388.8千円です*1。この数字は年齢階級別の賃金であり、忌引の日数を決めるものではありませんが、職場にはさまざまな年代の人がいて、届け出の場面に出会う時期も一様ではないという背景として挙げています。
規程に書かれている内容と、実際にどう運用されているかは別の話です。規程を読んで書かれ方が分かったとしても、実際にその通りに使われているかどうかは、別の見方が必要になります。
同じ会社でも、部署ごとに補足の案内が加わっている場合があります。全社共通の規程に加えて、部署内の申請フローが別に案内されていることがあるため、規程本体だけでなく、部署内の案内も見ておくと確実です。
続柄による書かれ方の違いを気にするよりも、まず自分が当たる続柄の項目が規程のどこにあるかを探すほうが早道です。項目が見つかれば、日数はそこに書かれている通りに読み取れます。
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5. 先に伝えてから、書面が整うまで
届け出を出してから書面が整うまでを、4つの場面に分けて見ていきます。日付ではなく、伝えた直後を起点にした相対の順で整理します。
先に伝える場面では、日数や書面の話はまだ出てきません。まずは状況が起きたことを伝える段取りが最初になります。
規程を読む場面では、日数の書かれ方に加えて、届け出の先や出す書面の有無もまとめて見ておくと、次の届け出を出す場面で迷いません。
届け出を出す場面まで来れば、規程で読んだ先に、決まった書式で出すだけです。窓口が分かれている規程では、届け出の書式そのものに出す先が書かれていることもあります。
控えを確かめる場面は、書面を出したあとに残ります。あとから出す書面がある規程では、控えを手元に置いておくと、次に同じ届け出が必要になったときの見通しが立ちます。
6. 届け出で揃えておきたいもの
届け出を出す前に揃えておきたいものを、4点に整理します。
届け出前に揃える4点
- 日数の書かれ方:規程のどこに、続柄ごとの書かれ方が載っているかを見ておきます
- 届け出の先:上長か、人事の窓口かを、規程や届け出の書式で見ておきます
- 出す書面:届け出書のほかに、あとから出す書面があるかを見ておきます
- 休みの種類:特別休暇など、休みの種類として何に当たるかを見ておきます
4点のうち、日数の書かれ方と届け出の先は、同じ項目にまとまっている規程もあります。1つを見つけたときに、隣接する項目も一緒に見ておくと、探す手間が減ります。
出す書面は、届け出書1枚で終わる規程もあれば、あとから別の書面を求める規程もあります。あとから出す書面がある場合は、いつまでに出すかも同じ項目に書かれていることがあります。
休みの種類として何に当たるかを見ておくと、休暇の残数や記録の扱いが、他の休暇と同じ扱いになるのか、別枠になるのかが分かります。
届け出の書式は、紙と社内システムの両方を用意している会社もあります。急な場面では、どちらが使えるかも合わせて見ておくと、出す作業そのものに迷わずに済みます。
入社した直後は、こうした休暇の一覧そのものに触れる機会があります。入社時に出す書類の案内を読む記事でも、案内の読み方を扱っています。
あわせて読みたい | 入社書類は何を出すか|案内の読み方
7. よくある質問|届け出で読む場所について
Q1. 忌引の届け出をするとき、日数はどこを見れば分かりますか。
A. 日数の書かれ方は、就業規則の本体か、休暇に関する別紙の規程に載っています。続柄によって書き分けられている場合があるため、自分が当たる続柄の項目を規程の中で探す形になります。
Q2. 届け出の先は、人事と上長のどちらですか。
A. 会社の規程によって異なります。上長への連絡が先に必要な規程もあれば、人事の窓口への届け出だけで足りる規程もあります。届け出の書式や規程に、先に書かれている場合があります。
Q3. この届け出のあとに、書面を出す必要はありますか。
A. 規程によって異なります。届け出書1枚で終わる場合もあれば、あとから別の書面を求められる場合もあります。あとから出す書面があるかどうかは、届け出の先に見ておくと見通しが立ちます。
Q4. 休みの種類として、忌引は何に当たりますか。
A. 特別休暇として位置づけている規程もあれば、別の名称で扱っている規程もあります。休暇の一覧の中で、忌引がどこに位置づけられているかを見れば分かります。
8. まとめ:忌引の届け出は、規程の4項目にまとまります
この記事の要点
- 忌引の届け出で見るのは、日数の書かれ方・届け出の先・出す書面・休みの種類の4項目です
- 日数の書かれ方は、口頭が先か書面からかという軸と、規程への明記の有無という軸で4つの型に分かれます
- 続柄によって日数の書かれ方が異なる規程があるため、自分が当たる続柄の項目を規程で直接読みます
- 先に伝える、規程を読む、届け出を出す、控えを確かめるという順で、書面が整っていきます
忌引の届け出で効くのは、日数を覚えることではなく、規程のどこに書かれ方が載っているかを先に読んでおくことです。届け出の先や出す書面、休みの種類として何に当たるかも同じ規程に載っています。見当たらない項目が残れば、届け出の窓口に確認する方法が残っています。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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