会議室の予約が取れないときの代替3つ|エンジニアの出社日
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

会議室を予約しようとしたら、希望の時間帯がすでに埋まっていた、という場面は珍しくありません。予約の仕組みや優先順位の定めは職場ごとに決められていますが、埋まっている状態そのものへの対処は、いくつかの手を知っているかどうかで変わります。空きを探す手順、時間や場所を切り替える判断、オンラインへの切り替えまで、埋まっているときに取れる手を順番に見ていきます。
会議室の予約で先に効くのは、代わりの場所を探すことよりも、空きがない状態でどの手から試すかという順番を決めておくことです。優先順位の細かい定めは会社ごとに異なるため、ここでは扱いません。
Relasic(株式会社LASSIC運営)|リモートワーク対応の転職支援
この記事のポイント
- 空きがないときにまず見るのは、押さえたい時間帯が動かせるかどうかです
- 代わりの手立ては、時間をずらす・場所を変える・オンラインに切り替えるの3段があります
- 予約の優先順位は職場ごとに定められており、社内の規程や利用案内で確認できます
1. 会議室が埋まっているときは、代わりの手から選びます
会議室が埋まっているときは、時間をずらす・場所を変える・オンラインに切り替えるという3つの手から選びます。どれを選ぶかは、押さえたい時間帯がどれだけ動かせるかによって変わります。予約のルールそのものは職場ごとに定められているため、まずは自社の定めを確認しておきます。
会議室を予約しようとして、希望の時間帯がすでに埋まっていた、という場面は珍しくありません。人数の多い部署や、打ち合わせが重なる時期には、空きがない状態そのものが起こりやすくなります。
予約の仕組みは、社内のシステムで空き状況を確かめ、希望の時間を押さえる形が一般的です。使える部屋の数や、1回あたりに押さえられる時間の上限は、職場ごとに定められています。
優先順位の定めも会社によって異なります。役職者が入る会議を優先する定めもあれば、先に押さえた予約を優先する定めもあります。細かい内容は、社内の規程や利用案内に書かれています。
ここで扱うのは、そうした定めを踏まえたうえで、実際に空きがなかったときにどう動くかという部分です。定めを確認しても空きがない場面自体はなくならないため、代わりの手を知っておくことが助けになります。
空きがないと分かったときにまず考えるのは、押さえたい時間帯が動かせるかどうかです。動かせるなら時間をずらし、動かせないなら場所やオンラインへの切り替えを検討する、という順に見ていきます。
ここから、空きの有無で分かれる次の一手、確認しておきたい3点、代わりの手立ての3段、空きを探す手順という順に見ていきます。
2. 予約の前に確認しておきたい3点
会議室を予約する前に確認しておきたいことを、3点に分けて示します。
それぞれをどこで確かめられるかも、あわせて挙げます。
【表1】予約の前に確認しておきたいことと、どこで確かめられるか
| 確認しておきたいこと | どこで確かめられるか |
|---|---|
| 利用の単位 | 社内システムの予約画面。30分単位か1時間単位かなど、押さえられる時間の刻みが示されている |
| 変更・キャンセルの反映 | 予約システムの設定。取り消した予約が空き状況に反映されるまでの時間差 |
| 優先順位の定め | 社内の規程や利用案内。役職者の会議や先着順など、優先される条件が書かれている |
表の3点のうち、上の2点は空き状況の見え方に関わり、下の1点は優先順位の考え方に関わります。
利用の単位は、部屋ごとに決まっていることがあります。30分刻みで予約できる部屋もあれば、1時間単位でしか押さえられない部屋もあります。
変更・キャンセルの反映は見落としやすい点です。予約を取り消してから空き状況に反映されるまでに時間差がある仕組みだと、実際には空いているのに予約画面では埋まって見えることがあります。
優先順位の定めは、押さえた予約が動かされる場面に関わります。役職者の会議が優先される定めがある職場では、先に押さえていても後から入れ替わることがあります。
3点のうち、利用の単位と優先順位の定めは一度確認すれば毎回使えます。毎回変わるのは、そのときどきの空き状況です。
社内の環境をどこまで会社が用意しているかは、在宅勤務の場面でも確認する対象になります。在宅の環境整備について、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 在宅の環境に会社はどこまで関わるか|確かめ方
3. 空きの有無で、次の一手が変わります
空きの有無を分けるのは、押さえたい時間にすでに予約が入っているかどうかです。予約画面で確認できる範囲は、直前の変更やキャンセルの反映次第で実際とずれることがあります。
空きがある場合は、そのまま予約を押さえて進みます。表1で確認した利用の単位に沿って、必要な時間分を確保しておくと、あとから延長を申し出る手間が減ります。
空きがない場合は、代わりの手を検討する段に進みます。代わりの手には、押さえたい時間帯を動かす方向と、押さえる場所や形を変える方向の2つがあります。
どちらの方向を選ぶかは、打ち合わせの内容によって変わります。資料を画面で共有する打ち合わせであれば、場所を変えずにオンラインへ切り替える選択肢も候補に入ります。
空きの有無を確認する頻度が高い部署では、あらかじめ代わりの手を決めておくと、その場で迷う時間を減らせます。
4. 働く時間帯の幅は、社員によって異なります
会議室を使いたい時間帯は、部署や役割によって幅があります。育児や介護と両立しながら働く社員、時短勤務を選ぶ社員など、勤務時間の形は一様ではありません。
労働統計の分野では、賃金の水準が年齢や性別によって差があることが示されています。厚生労働省の調査によると、女性の賃金は45〜49歳と55〜59歳の層でピークを迎え、月305.7千円となっています*1。
ただしこの数字は、年齢別・性別で見た賃金の平均を示すものであり、勤務時間の長さや働き方の実態を示すものではありません。会議室の使われ方や予約の混み具合とは別の統計です。
社員の勤務時間帯に幅があること自体は、会議室の使われ方にも表れます。始業の早い社員が朝の時間帯を押さえ、時短勤務の社員が午後の早い時間帯を押さえるなど、押さえたい時間帯が人によって重なったりずれたりします。
勤務時間の形が人によって異なる背景には、在宅勤務をどこまで選べるかという会社の定めも関わります。在宅の可否がどこで決まるかは、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 在宅の可否が決まる場所|承認の位置
5. 代わりの手立ては、使いやすさの順に3段あります
代わりの手立ては、誰でも使いやすい順に並べると3段になります。土台にあるほど押さえたい時間帯を大きく変えずに済み、頂点に近いほど使える場面が限られます。
土台にあるのは、時間をずらすことです。開始時刻を前後にずらすだけで済むため、参加者の予定さえ合えば、いちばん手を付けやすい方法です。
中段にあるのは、別の場所を使うことです。小さな部屋や空いている応接スペースなど、登録された部屋以外の場所を使います。使える範囲は職場によって決まっています。
頂点にあるのは、オンラインに切り替えることです。画面共有で進められる内容であれば、場所そのものを押さえずに済みます。参加者の環境が整っていることが前提になります。
3段のうち、土台と中段は場所を押さえる形を保ったままの手立てです。頂点だけが、場所を押さえるという前提そのものを外す手立てになります。
どの段を選ぶかは、打ち合わせの内容と参加者の環境によって決まります。資料の説明が中心であれば頂点、対面での確認が要る内容であれば土台や中段が候補になります。
6. 空きを探す手順を、順番に挙げます
空きがないと分かってから、代わりの手を選ぶまでの手順を挙げます。
空きを探す手順と問い合わせ先
- 候補の時間帯を広げる:押さえたい時間の前後30分〜1時間で、空いている部屋がないか予約画面で確かめます
- 候補の部屋を広げる:人数の条件を満たす範囲で、登録されている会議室を横断的に確かめます
- キャンセル待ちを使う:システムにキャンセル待ちの機能があれば、そこに登録しておきます
- 別の場所を検討する:小さな部屋や応接スペースなど、登録された部屋以外の候補を当たります
- オンラインへの切り替えを打診する:参加者に、画面共有での実施に切り替えられるか確認します
- 定例の予約を確かめる:定例会議で押さえられている会議室が、その回は使われないことがあります。予約者に聞ける関係であれば、空くかどうかを確かめます
手順は、押さえたい条件を広げる段階と、そのあとの段階の2つに分かれます。前半の2つは条件を広げる段階、後半の3つは会議室以外に目を向ける段階です。
候補の時間帯を広げる際は、前後30分〜1時間の範囲で確かめると、空きが見つかることがあります。会議の開始や終了の時刻を、少しだけ動かせるかを合わせて確認します。
候補の部屋を広げる際は、人数の条件を満たす範囲で、ふだん使わない会議室も含めて確かめます。表1で確認した利用の単位が、部屋によって異なる場合はその点も見ます。
キャンセル待ちの機能がある職場では、登録しておくだけで、直前のキャンセルを拾える場合があります。反映されるまでの時間差は、表1で挙げた確認点のひとつです。
別の場所を検討する段階と、オンラインへの切り替えを打診する段階は、3段の手立てのうち中段と頂点にあたります。打ち合わせの内容に応じて、どちらを先に当たるかを決めます。
定例会議のために押さえられている会議室は、その回の出席者が少なければ、実際には空きに近い状態になっていることもあります。予約者に直接聞ける関係であれば、確かめてみる価値があります。
手順の途中で使う端末についても、私物を使えるかどうかは会社の規程で定められています。申請の順番は、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 私物の端末を業務で使えるか|規程と申請の順番
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 会議室の予約が埋まっているとき、最初に何を確認しますか。
A. 押さえたい時間帯が動かせるかどうかです。動かせるなら時間をずらす手、動かせないなら場所やオンラインへの切り替えを検討します。
Q2. キャンセル待ちの機能がない場合、どうすればよいですか。
A. 候補の時間帯や部屋を広げて予約画面を確かめる方法があります。それでも空きがなければ、別の場所を使うかオンラインに切り替える手を検討します。
Q3. オンラインへの切り替えは、どんな打ち合わせでも使えますか。
A. 画面共有で進められる内容であれば使えますが、対面での確認が必要な内容には向きません。参加者の環境が整っていることも前提になります。
Q4. 優先順位の定めがある場合、先に押さえた予約が動かされることはありますか。
A. 動かされることがあります。役職者が入る会議を優先する定めがある職場では、先に押さえていても入れ替わる場合があります。詳しい条件は社内の規程に書かれています。
Q5. 予約したのに参加者が来られなくなった場合、どうすればよいですか。
A. 気づいた時点で予約を取り消すことが基本です。取り消しが早いほど、その時間帯を必要としている人に空きとして伝わります。自動的に取り消される仕組みを持つシステムでは、放置していても一定の時間で空きに戻ります。
8. まとめ:会議室の予約は、埋まっていても手が残ります
この記事の要点
- 空きがないときは、時間をずらす・場所を変える・オンラインに切り替えるの3段から選びます
- 確認しておきたいのは、利用の単位・変更/キャンセルの反映・優先順位の定めの3点です
- 空きを探す手順は、候補の時間帯と部屋を広げることから始めます
- 優先順位の定めは会社ごとに異なり、社内の規程や利用案内に書かれています
会議室の予約で先に効くのは、代わりの場所を探すことよりも、空きがない状態でどの手から試すかという順番を決めておくことです。優先順位の定めを確認しておけば、埋まっている場面でも迷わず次の手に移れます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
転職ノウハウ その他の記事
もっと読む 〉-
点検の周期がずれた求人|次をいつにするかを決める
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員) 点検の周期は最初に決めた数字がそのまま残ります。3か月ごと、6か月ごとという間隔は求人票にも書かれますが、その間隔が実際にずれたあと、次の予定をどう数え直す […] -
色の使い分けだけに頼る求人|伝わらない場面が残る
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員) 求人票や社内の資料では、重要な部分を目立たせるために色を使う場面がよくあります。ですが目立たせ方が一種類しかないと、同じ画面を見ても同じ意味が伝わっていると […] -
新人に教える時間がある求人|工数に入っているか
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員) 転職を考えるとき、新人に教える時間が仕事の一部として数えられているかどうかは、求人票だけでは見えにくい点です。教わる側になる場面と、経験を積んだ人が教える側 […] -
月次のやり直しがある求人|誰に知らせるかで決まる
監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員) 月次の処理を一度締めた後で、新しく分かった情報をもとにもう一度回すことになる場面があります。締めた時点の数字は、その時点で複数の相手に渡っており、直す作業が […]